“かしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河心21.1%
花心21.1%
家臣10.5%
下臣5.3%
仮寝5.3%
何進5.3%
嘉心5.3%
果心5.3%
河神5.3%
花晨5.3%
(他:2)10.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船はまた大江たいこう河心かしんに出る。石船の帆が白く、時に薄い、紫の影の層をはらんで、光りつつ輝きつつ下をまた真近を、群れつつ、離れつつ去来する。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
小舟には一、二の人かげの水にうつって、何やらしきりにさお河心かしんを探っている。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
清い、単純な、あたたかな其花を見つめて居ると、次郎さんのニコ/\した地蔵顔じぞうがお花心かしんから彼をのぞいた様であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
花心かしんのような唇、豊かな頬、かすかに上気した眼のふち、そのパッチリしたうるおいのある彼女の両のまなこは、階段のはるか下の方に向いていて動かない。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まった武士ぶしたちが、なだれを打ってころげこんできたので、そばにいた四、五人の家臣かしんと一しょに、
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かりに本丸ほんまるをかためている作事門さくじもんさくぎわへ、その使者と筒井つつい家臣かしんとがきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二三日にさんち一睡もせんので勤務中坑内仮寝かしん。郵便局で逢った女の夢を見る」
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「国賊! 匹夫ひっぷ! おまえ達の滅亡も、決して長い先ではありませぬぞ。——ああ兄の何進かしんが愚かなため、こんな獣どもを都へ呼び入れてしまったのだ」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洛陽にある何進かしんは、先ごろ来、檄を諸州の英雄に飛ばして、
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其上、綱宗は品川の屋敷に蟄居ちつきよして以来、仙台へは往かずに、天和てんな三年に四十四歳で剃髪ていはつして嘉心かしんと号し、正徳しやうとく元年六月六日に七十二歳で歿した。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「フーム、では果心かしん先生には、鞍馬くらま庵室あんしつにも、おすがたが見えなかったか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さ、このうえは果心かしん先生からおさずけの秘法ひほうをうけたまわろう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或る初夏の夕暮、をとめのかの女は、河神かしんが来て、冴えた刃物で、自分の処女身を裂いてもい、むしろ裂いてれとまかせ切つた姿態を投げた——白野薔薇ばらの花の咲き群れた河原のひと処
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
花晨かしん可なり、月夕げっせき可なり、午烟ごえん可なり、夜雨やう可なり、いづれの時か俳句ならざらん。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
さらに富貴花ふうきか天香国色てんこうこくしょく花神かしんなどの名が呼ばれている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
それは日輪の下に一つの花芯かしんをつつんで生命をいとおしみあう花弁のむつみと違わない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)