“花芯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしん66.7%
くわしん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、金蓮の花芯かしんはまだそこまで開意をもっていなかった。いやがったり、泣いて逃げたり、あげくに長者の本妻へ告げてしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは日輪の下に一つの花芯かしんをつつんで生命をいとおしみあう花弁のむつみと違わない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かぐろくも円き花芯くわしんや向日葵の花みなへて西日暑かり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)