トップ
>
輕侮
>
けいぶ
ふりがな文庫
“
輕侮
(
けいぶ
)” の例文
新字:
軽侮
何
(
ど
)
うだ、お前はこれでも
尚
(
ま
)
だ、體の強壯なのを自慢として、俺を
輕侮
(
けいぶ
)
する氣か。青い顏は、必ずしも紅い顏に
壓伏
(
あつぷく
)
されるものぢやないぞ。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「お助けを!」
輕侮
(
けいぶ
)
の念が冷くロチスター氏の心に來た——何か
障礙
(
しやうげ
)
が凋ませて了つたやうに、彼の怒りは消えて了つた。彼はたゞかう
訊
(
たづ
)
ねたのみだつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
然
(
しか
)
るに
今日
(
こんにち
)
の
状態
(
ぜうたい
)
は
如何
(
いかゞ
)
であるか、
外語研究
(
ぐわいごけんきう
)
の
旺盛
(
わうせい
)
はまことに
結構
(
けつこう
)
であるが、一
轉
(
てん
)
して
漫然
(
まんぜん
)
たる
外語崇拜
(
ぐわいごすうはい
)
となり、
母語
(
ぼご
)
の
輕侮
(
けいぶ
)
となり、
理由
(
りいう
)
なくして
母語
(
ぼご
)
を
捨
(
す
)
て
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
洋人來航するに及んで、
物議
(
ぶつぎ
)
紛々
(
ふん/\
)
、東攻西
撃
(
げき
)
して、
内訌
(
ないこう
)
嘗て
戢
(
をさま
)
る時なく、終に外國の
輕侮
(
けいぶ
)
を
招
(
まね
)
くに至る。此れ
政令
(
せいれい
)
二
途
(
と
)
に出で、天下耳目の
屬
(
ぞく
)
する所を異にするが故なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
……
友
(
とも
)
だちは、
反感
(
はんかん
)
と
輕侮
(
けいぶ
)
を
持
(
も
)
つ。
精々
(
せい/″\
)
同情
(
どうじやう
)
のあるのが
苦笑
(
くせう
)
する。と
云
(
い
)
つた
次第
(
しだい
)
だが……たゞ
俥
(
くるま
)
に
掛
(
か
)
けては
乘
(
の
)
り
方
(
かた
)
がうまい、と——
最
(
もつと
)
も
御容子
(
ごようす
)
ではない——
曳
(
ひ
)
いてる
車夫
(
わかいしゆ
)
に
讚
(
ほ
)
められた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
には
寸毫
(
すこし
)
も
父兄
(
ふけい
)
の
力
(
ちから
)
が
被
(
かうぶ
)
つて
居
(
ゐ
)
ない。
頑是
(
ぐわんぜ
)
ない
子供
(
こども
)
の
間
(
あひだ
)
にも
家族
(
かぞく
)
の
力
(
ちから
)
は
非常
(
ひじやう
)
な
勢
(
いきほ
)
ひを
示
(
しめ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
其
(
その
)
家族
(
かぞく
)
が一
般
(
ぱん
)
から
輕侮
(
けいぶ
)
の
眼
(
め
)
を
以
(
もつ
)
て
見
(
み
)
られて
居
(
ゐ
)
るやうに、
子供
(
こども
)
の
間
(
あひだ
)
にも
亦
(
また
)
小
(
ちひ
)
さい
與吉
(
よきち
)
は
侮
(
あなど
)
られて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
勘三郎の語氣には、少しばかり
輕侮
(
けいぶ
)
の調子が匂ひます。
銭形平次捕物控:229 蔵の中の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
輕
部首:⾞
14画
侮
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
“輕”で始まる語句
輕
輕蔑
輕業
輕捷
輕々
輕氣球
輕少
輕微
輕重
輕舸