“けいぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽侮50.0%
頸部19.2%
輕侮13.5%
警部11.5%
刑部3.8%
頚部1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてそのあとからあん人馴ひとなれない継子をあわれんだ。最後には何という気の毒な女だろうという軽侮けいぶの念がいつもの通り起った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伊曾の手で鋭いメスの一撃が劉子の頸部けいぶに加へられた。劉子の端麗な容貌ようぼうが音もなく彼の腕の中で失心して行つた。いで伊曾は自らの頸部を切り裂いた。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)
「お助けを!」輕侮けいぶの念が冷くロチスター氏の心に來た——何か障礙しやうげが凋ませて了つたやうに、彼の怒りは消えて了つた。彼はたゞかうたづねたのみだつた。
それから町人ちょうにんいえよりの帰途かえり郵便局ゆうびんきょくそばで、かね懇意こんい一人ひとり警部けいぶ出遇であったが警部けいぶかれ握手あくしゅして数歩すうほばかりともあるいた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
礼部尚書れいぶしょうしょ陳廸ちんてき刑部けいぶ尚書暴昭ぼうしょう礼部侍郎れいぶじろう黄観こうかん蘇州そしゅう知府ちふ姚善ようぜん翰林かんりん修譚しゅうたん王叔英おうしゅくえい翰林かんりん王艮おうごん淅江せっこう按察使あんさつし王良おうりょう兵部郎中へいぶろうちゅう譚冀たんき御史ぎょし曾鳳韶そうほうしょう谷府長史こくふちょうし劉璟りゅうけい、其他数十百人、あるいは屈せずして殺され
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もっと音色ねいろうつくしいわり毛並けなみ案外あんがいつまらないとりで、あるとき不図ふとちかくのえだにとまっているところをると、おほきさは鳩位はとぐらい幾分いくぶん現界げんかいたかて、頚部けいぶながえていました。