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翌
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あす
ふりがな文庫
“
翌
(
あす
)” の例文
翌
(
あす
)
が日病みお煩いに成っても、お薬一服煎じて貴方に
服
(
の
)
ませるものはありませんと思えば、熱かったり寒かったりする
度
(
たび
)
に気になりまして
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何がお前様、
翌
(
あす
)
が日のことを構うていられるようなこちとらではござらぬじゃて。腹が立つまいことか、御察しなされませ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
左門
前
(
さき
)
にすすみて、
八九
南の
窓
(
まど
)
の
下
(
もと
)
にむかへ、座につかしめ、
兄長
(
このかみ
)
来り給ふことの遅かりしに、老母も待ちわびて、
翌
(
あす
)
こそと
臥所
(
ふしど
)
に入らせ給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
世は様々だ、今ここを通っているおれは、
翌
(
あす
)
の朝になると、もう五六十里先へ飛んで行く。とは
寿司屋
(
すしや
)
の職人も今川焼の婆さんも夢にも知るまい。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
其日は土曜日で、月給取の身にとつては反つて
翌
(
あす
)
の日曜よりも楽しく思はれたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
大勢は庵の前に拝して、その願意を申し述べると、道人はかしらをふって、わたしは山林の隠士で、
翌
(
あす
)
をも知れない老人である。そんな怪異を鎮めるような奇術を知ろう筈はない。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
案じる一
筋
(
すじ
)
に十兵衞が一日も早く
妻
(
つま
)
や子に安心させんと思ひ
詰
(
つめ
)
頻
(
しき
)
りに
翌朝
(
あした
)
は出立せんとて何と
云
(
いひ
)
ても止まらねば然らば
翌
(
あす
)
は出立して在所の者に少しも早く安心させるも
能
(
よ
)
かるべし
然樣
(
さう
)
決心
(
けつしん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先づ、
翌
(
あす
)
の晩の御馳走は何にしよう、と余はいふ。
明治卅三年十月十五日記事
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
で、
翌
(
あす
)
の朝立たなければならんのであります
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
げにこの朝の不思議さを
翌
(
あす
)
の夕にうち惑ひ
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
翌
(
あす
)
の晩にはまたできる
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ソレ
彼
(
あ
)
の色の白い伊香保の
木瓜
(
きうり
)
見たいな人で、彼の人が元はお旗下だてえから、人間の
行末
(
ゆくすえ
)
は分りません……じゃア御新造さん私も種々お話もありますから
翌
(
あす
)
の晩
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今夜
(
こよひ
)
二六
脚
(
あし
)
をやぶり、
倦
(
う
)
みつかれて山をくだるとも、おのが
古郷
(
ふるさと
)
にもあらず。
翌
(
あす
)
のみち又はかりがたし。此の山は
二七
扶桑
(
ふさう
)
第一の霊場、
二八
大師の
広徳
(
くわうとく
)
かたるに尽きず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
全くの気違だと云われても仕方がない。仕方がないが、こう云う自分が、時と場合によれば、
翌
(
あす
)
が日にも、また雲が恋しくならんとも限らない。それを思うと何だか変だ。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
行
(
ゆく
)
は不用心なり
早
(
はや
)
今日も
申刻
(
なゝつ
)
下
(
さが
)
りゆえ
翌
(
あす
)
の朝早く出立して參るべしと種々に
止
(
とゞ
)
めけれ共半四郎は殊に大力と云
氣象
(
きしやう
)
も
勝
(
すぐ
)
れたれば一向承知せず必らず御案事あるな
萬一
(
もし
)
途中
(
とちう
)
にて
追剥
(
おひはぎ
)
など
出逢
(
であふ
)
事あらば打倒して仕舞ふ分なり少しも
構
(
かま
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
翌
(
あす
)
となり、今日のうれひを
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
入りて
臥
(
ふ
)
しもして、又
翌
(
あす
)
の日を待つべし、とあるに、
否
(
いな
)
みがたく、母をすかして
前
(
さき
)
に臥さしめ、もしやと
戸
(
と
)
の
外
(
そと
)
に出でて見れば、
八二
銀河
(
ぎんが
)
影きえぎえに、
八三
氷輪
(
ひようりん
)
我のみを照して淋しきに
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
吐
(
つき
)
夫に付て
種々
(
いろ/\
)
談話度事
(
はなしたきこと
)
あるにより御迎へ申したり今は
間合
(
まあひ
)
も惡ければ
何卒
(
なにとぞ
)
翌
(
あす
)
の夜此處まで忍び來り給へ
緩々
(
ゆる/\
)
とお
話
(
はなし
)
申さんと
呉々
(
くれ/″\
)
も吉三郎に
約束
(
やくそく
)
なして歸しける
偖
(
さて
)
翌日
(
よくじつ
)
の夜吉三郎は彼の
板塀
(
いたべい
)
の處へ來りしに内よりお竹
出迎
(
いでむか
)
へて吉三郎が手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
翌
常用漢字
小6
部首:⽻
11画
“翌”を含む語句
翌朝
翌日
翌年
翌月
翌々日
翌暁
翌夜
翌晩
翌々年
翌曉
其翌日
翌方
翌早朝
翌日午後
翌日舗
翌旦
翌一日
翌々晩
翌々夜
其翌朝
...