“翌夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あくるばん33.3%
あくるよ33.3%
よくや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで彼は翌夜あくるばん同時刻に、例の武士の迎へを受けて寺を去りました。その翌々晩も同様に出かけたところ、寺の和尚は不思議に思って寺男達に命じてその後をつけさせました。雨の晩で真暗です。
父八雲を語る (新字新仮名) / 稲垣巌(著)
私は小さな料亭の小座敷で、翌夜あくるよ、雪代夫人から、対坐で聞いた。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ぞろ/\とホテルへはいつてつた。ちやうどクリスマスの翌夜よくやでパイントリイが物々もの/\しくかざられ、食堂しよくどう舞踊ぶようがあつたりして、まるでおまつりのやうなさわぎであつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)