“あくるばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翌晩75.0%
明晩12.5%
翌夜12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが俺のあやまりであったよ、その翌晩あくるばんになると、俺はまたふらふらと岬の下へ往ったが、だ月が出ていないので、いわに腰をかけて待っていた、しかしその時は
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
……会のあった明晩あくるばんで、夏の日を、日が暮れてからやっと帰ったが、時候あたりで、一日寝ていたとも思われる。顔色も悪く、気も沈んで、いたく疲れているらしかった。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それで彼は翌夜あくるばん同時刻に、例の武士の迎へを受けて寺を去りました。その翌々晩も同様に出かけたところ、寺の和尚は不思議に思って寺男達に命じてその後をつけさせました。雨の晩で真暗です。
父八雲を語る (新字新仮名) / 稲垣巌(著)