“広徳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわうとく50.0%
こうとく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今夜こよひ二六あしをやぶり、みつかれて山をくだるとも、おのが古郷ふるさとにもあらず。あすのみち又はかりがたし。此の山は二七扶桑ふさう第一の霊場、二八大師の広徳くわうとくかたるに尽きず。
方孝孺堅くけいを守りて勤王きんのうの師のきたたすくるを待ち、事し急ならば、車駕しゃがしょくみゆきして、後挙を為さんことを請う。時に斉泰せいたい広徳こうとくはしり、黄子澄は蘇州そしゅうに奔り、徴兵をうながす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)