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筋道
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すじみち
ふりがな文庫
“
筋道
(
すじみち
)” の例文
と
申
(
もう
)
して、この
話
(
はなし
)
を
省
(
はぶ
)
いて
了
(
しま
)
えば
私
(
わたくし
)
の
幽界生活
(
ゆうかいせいかつ
)
の
記録
(
きろく
)
に
大
(
おお
)
きな
孔
(
あな
)
が
開
(
あ
)
くことになって
筋道
(
すじみち
)
が
立
(
た
)
たなくなるおそれがございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「いや、それはあまりに
独断
(
どくだん
)
すぎる
筋道
(
すじみち
)
だと思う」私は最初のうちは彼の鋭い探偵眼に酔わされていたような気持だったが、話を
訊
(
き
)
いているうちに
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
兎に角
筋道
(
すじみち
)
丈け話してしまおう。おれはその為にわざわざ出かけて来たんだから。君は何だかおれの精神状態を
危
(
あやぶ
)
んでいる様子だが、その点は心配しなくてもいい。
疑惑
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
谷中
(
やなか
)
から
上野
(
うえの
)
へ
抜
(
ぬ
)
ける、
寛永寺
(
かんえいじ
)
の
土塀
(
どべい
)
に
沿
(
そ
)
った一
筋道
(
すじみち
)
、
光琳
(
こうりん
)
の
絵
(
え
)
のような
桜
(
さくら
)
の
若葉
(
わかば
)
が、
道
(
みち
)
に
敷
(
し
)
かれたまん
中
(
なか
)
に
佇
(
たたず
)
んだ、
若旦那
(
わかだんな
)
徳太郎
(
とくたろう
)
とおせんの
兄
(
あに
)
の千
吉
(
きち
)
とは、
折
(
おり
)
からの
夕陽
(
ゆうひ
)
を
浴
(
あ
)
びて
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
金蔵が、この鍛冶倉の
乾分
(
こぶん
)
となったのにも相当の
筋道
(
すじみち
)
があるけれどそれは省く。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
横浜で
露西亜
(
ロシア
)
人の斬られたことなどは、
唯
(
ただ
)
その事変に驚くばかりで自分の身には何とも思わざりしに、その後間もなく外人嫌いの精神は
俄
(
にわか
)
に進歩して
殺人
(
ひとごろし
)
の法が綿密になり、
筋道
(
すじみち
)
が
分
(
わか
)
り
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
何が何やら、あなた達の言う事は、まるで
筋道
(
すじみち
)
がとおっていません。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
恩愛と、生死を賭けた芸術心との、二
筋道
(
すじみち
)
……。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
成
(
なる
)
るべく
話
(
はなし
)
の
筋道
(
すじみち
)
が
通
(
とお
)
るよう、これからすべてを一と
纏
(
まと
)
めにして、
私
(
わたくし
)
が
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あいだ
)
にやっとまとめ
上
(
あ
)
げた、
守護霊
(
しゅごれい
)
に
関
(
かん
)
するお
話
(
はなし
)
を
順序
(
じゅんじょ
)
よく
申上
(
もうしあ
)
げて
見
(
み
)
たいと
存
(
ぞん
)
じます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
自分の恋の
打開
(
うちあ
)
け話を、書物にして衆人の目にさらすというのは、小説家でない私には、妙に恥しく、苦痛でさえあるのだが、どう考えて見ても、それを書かないでは、物語の
筋道
(
すじみち
)
を失うので
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ドン助教授の話は、ちゃんと
筋道
(
すじみち
)
が立っている。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
以上
(
いじょう
)
のべたところで一と
通
(
とお
)
り
話
(
はなし
)
の
筋道
(
すじみち
)
だけはお
判
(
わか
)
りになったことと
存
(
ぞん
)
じます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“筋”で始まる語句
筋
筋違
筋骨
筋向
筋斗
筋肉
筋書
筋合
筋違橋
筋金