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突落
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つきおと
ふりがな文庫
“
突落
(
つきおと
)” の例文
彼
(
か
)
の継母の奥様が
背後
(
うしろ
)
から不意に
其
(
そ
)
の若様を
突落
(
つきおと
)
したに相違ないと云う評判で、一時は随分面倒でしたが、何をいうにも証拠のない事
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
私
(
わたし
)
はくら
暗
(
やみ
)
の
谷
(
たに
)
へ
突落
(
つきおと
)
されたやうに
暖
(
あたゝ
)
かい
日
(
ひ
)
の
影
(
かげ
)
といふを
見
(
み
)
た
事
(
こと
)
が
御座
(
ござ
)
りませぬ、はじめの
中
(
うち
)
は
何
(
なに
)
か
串談
(
じようだん
)
に
態
(
わざ
)
とらしく
邪慳
(
じやけん
)
に
遊
(
あそ
)
ばすのと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
りましたけれど
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
また石川藤左衞門さまを日暮ヶ岡で鉄砲で打殺させた手筈をしたのも皆んな己、それから鴻の台の鐘ヶ淵から小左衞門さまを
突落
(
つきおと
)
させた手引もおれがしたのだから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
宜
(
よき
)
ぞと竊に
目配
(
めくばせ
)
すれば赤川大膳藤井左京
直
(
つゝ
)
と寄て次助佐助が後に
立寄
(
たちより
)
突落
(
つきおと
)
せば
哀
(
あは
)
れや兩人は
數
(
すう
)
千
丈
(
ぢやう
)
の
谷底
(
たにそこ
)
に
眞逆樣
(
まつさかさま
)
に落入て
微塵
(
みぢん
)
に碎けて死失たりまた常樂院は五人の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
とうっかり水を見る油断を
見済
(
みすま
)
し、
後
(
うしろ
)
から丈助が勇助の腰をドント打って川の中へ
突落
(
つきおと
)
す。勇助は
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
差遣
(
さしつか
)
はすべし山中に
地獄谷
(
ぢごくだに
)
と云處あり
此所
(
ここ
)
にて兩人を
谷底
(
たにそこ
)
に
突落
(
つきおと
)
して殺し給へ必ず
仕損
(
しそん
)
ずる事あるまじ其
留守
(
るす
)
には
老僧
(
らうそう
)
天一を片付申すべし年は
老
(
よつ
)
たれどもまだ一人や二人の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
中川へ
網船
(
あみぶね
)
に誘い出し、船の上から
突落
(
つきおと
)
して殺そうという事を
私
(
わたくし
)
が立聞しましたゆえ、源次郎お國をひそかに殺し、自分は割腹しても何うか恩ある御主人を助けたいと思い
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母様
(
かゝさま
)
が
継母
(
まゝはゝ
)
で、
苛
(
いじ
)
められて居られなくって尋ねて来ただが、
些
(
ちっ
)
とは
小遣
(
こづかい
)
も持って居ただが、泥坊が附いて来て
突落
(
つきおと
)
して逃げたと云う訳で、三藏どんは親切な人で、引揚げて届ける所へ届けて
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
我
(
わが
)
罪を隠そうが為に、土手の甚藏を
欺
(
あざむ
)
いて根本の聖天山の谷へ
突落
(
つきおと
)
し、上から
大石
(
たいせき
)
を突転がしましたから、もう甚藏の助かる
気遣
(
きづかい
)
は無いと安心して、二人差向いで、
堤下
(
どてした
)
の
新家
(
しんや
)
で一口飲んで
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
源次郎に殿様を川の中へ
突落
(
つきおと
)
させ、殺してしまえば、源次郎は飯島の
家
(
うち
)
の養子になるまでの工夫は付いたものゝ、此の密談を孝助に
立聞
(
たちぎ
)
かれましたから、どうがな工夫をして孝助に
暇
(
いとま
)
を出すか
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云うとトンと縁から下へ
突落
(
つきおと
)
されると
直
(
すぐ
)
にバラ/\と来て縄を掛ける。
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殿様がいらっしゃっては邪魔になるゆえ、来月の四日中川にて殿様を釣舟から
突落
(
つきおと
)
して殺してしまい、
体能
(
ていよ
)
くお
頭
(
かしら
)
に届けをしてしまい、源次郎を養子に直し、お國と末長く楽しもうとの
悪工
(
わるだく
)
み
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これが
顋
(
あご
)
の
疵
(
きず
)
は何うした、なぜ縁側から
突落
(
つきおと
)
した、お
女郎
(
じょうろ
)
だアから子を持ったことが
無
(
ね
)
えから、子の可愛い事は知りますめえが、あんたに子が出来て御覧なさえ、一つでも
打
(
はた
)
くことは出来ねえよ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張