“網船”の読み方と例文
読み方割合
あみぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先生、ぼくはもう、金毘羅こんぴらさんやこい、うちの網船あみぶねで、三べんもいったから、いきません」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
中川へ網船あみぶねに誘い出し、船の上から突落つきおとして殺そうという事をわたくしが立聞しましたゆえ、源次郎お國をひそかに殺し、自分は割腹しても何うか恩ある御主人を助けたいと思い
あしうへをちら/\と陽炎かげろふに、そでかもめになりさうで、はるかいろ名所めいしよしのばれる。手輕てがる川蒸汽かはじようきでもさうである。や、そのあしなかならんで、十四五艘じふしごさう網船あみぶね田船たぶねいてた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)