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眼中
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がんちう
ふりがな文庫
“
眼中
(
がんちう
)” の例文
敷
(
しく
)
ば明後日
追放
(
つゐはう
)
の場所へ
到
(
いた
)
り對面すべしかならず御府内にて
麁相
(
そさう
)
なる儀いたすこと勿れとて下られけるに忠八は思はず
眼中
(
がんちう
)
に
涙
(
なみだ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此教育は情意行為の標準を、自己以外の遠い所に据ゑて、事実の発展によつて証明せらるべき
手近
(
てぢか
)
な
真
(
まこと
)
を、
眼中
(
がんちう
)
に置かない無理なものであつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
眼中
(
がんちう
)
に
無念
(
むねん
)
の
涙
(
なみだ
)
を
浮
(
うか
)
べて、
今
(
いま
)
も
猶
(
な
)
ほ
多少
(
たせう
)
仇浪
(
あだなみ
)
の
立騷
(
たちさわ
)
いで
居
(
を
)
る
海面
(
かいめん
)
を
睨
(
にら
)
んで
居
(
を
)
る。
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
はいと/\
悲
(
かな
)
し
相
(
さう
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
心掛候に付き
間
(
ま
)
も
隔
(
へだて
)
候へども伊豆守御役宅に於て天一坊樣御面部を
竊
(
ひそか
)
に拜し奉りしに御目と
頬
(
ほゝ
)
の間に
凶相
(
きようさう
)
あり
此
(
こ
)
は
存外
(
ぞんぐわい
)
なる
工
(
たく
)
みあるの相にて又
眼中
(
がんちう
)
に
赤筋
(
あかすぢ
)
有
(
あつ
)
て
瞳
(
ひとみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ことに、ある時、ある場合に、舞台の
真中
(
まんなか
)
に立つて、手を
広
(
ひろ
)
げて見たり、
空
(
そら
)
を
睨
(
にら
)
んで見たりするときは、観客の
眼中
(
がんちう
)
に
外
(
ほか
)
のものは一切入り込む余地のない位強烈な刺激を与へる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
隨分
(
ずいぶん
)
無謀
(
むぼう
)
な
事
(
こと
)
だ、
今頃
(
いまごろ
)
から
斯
(
かゝ
)
る
深林
(
しんりん
)
に
向
(
むか
)
つて
探險
(
たんけん
)
するのは、けれど
興
(
けう
)
に
乘
(
じやう
)
じたる
吾等
(
われら
)
の
眼中
(
がんちう
)
には、
向
(
むか
)
ふ
處
(
ところ
)
敵
(
てき
)
なしといふ
勢
(
いきほひ
)
で、二三
里
(
り
)
進
(
すゝ
)
んで、
其
(
その
)
深林
(
しんりん
)
の
漸
(
やうや
)
く
間近
(
まぢか
)
になつた
時分
(
じぶん
)
日
(
ひ
)
は
全
(
まつた
)
く
暮
(
く
)
れた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
篤
(
とく
)
と拜見候處
御面相
(
ごめんさう
)
甚だ
宜
(
よろ
)
しからず第一に目と
頬
(
ほゝ
)
との
間
(
あひだ
)
に
凶相
(
きようさう
)
現はる是は存外の
謀計
(
はかりごと
)
を
企
(
くはだ
)
つる相にて
又
(
また
)
眼中
(
がんちう
)
殺伐
(
さつばつ
)
の氣あり是は人を
害
(
がい
)
したる
相貌
(
さうばう
)
なり且眼中に赤き
筋
(
すぢ
)
ありて
此筋
(
このすぢ
)
瞳
(
ひとみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“眼中”の意味
《名詞》
眼の内。
視界。
意識や関心の範囲の内。
(出典:Wiktionary)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼窩
眼球
眼眸
眼色
眼下