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温泉場
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おんせんば
ふりがな文庫
“
温泉場
(
おんせんば
)” の例文
勇
(
ゆう
)
ちゃんは、あとで、さびしい
気
(
き
)
がしました。それから、
温泉場
(
おんせんば
)
を
立
(
た
)
つ
日
(
ひ
)
まで、ふたたび
少年
(
しょうねん
)
を
見
(
み
)
ることができなかったのでした。
銀のペンセル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こういう処は地勢が切迫して坂と坂との差向いが急激に接近していれば、景色はいよいよ面白く、市中に偶然
温泉場
(
おんせんば
)
の街が出来たのかと思わせるような処さえある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
百万本の
檜
(
ひのき
)
に取り囲まれて、海面を抜く何百尺かの空気を
呑
(
の
)
んだり吐いたりしても、人の
臭
(
にお
)
いはなかなか取れない。それどころか、山を越えて落ちつく先の、
今宵
(
こよい
)
の宿は
那古井
(
なこい
)
の
温泉場
(
おんせんば
)
だ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところで、この町からすこし南のほうにあたって、海からあまり遠くないところに、ロンネビューの
温泉場
(
おんせんば
)
があります。そこには温泉や
温泉宿
(
おんせんやど
)
や春のお客のためのホテルや
別荘
(
べっそう
)
などもあります。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
なぜだか、あの
笛
(
ふえ
)
の
音
(
ね
)
を
聞
(
き
)
くと、
私
(
わたし
)
は、お
母
(
かあ
)
さんと、あの
山奥
(
やまおく
)
の
温泉場
(
おんせんば
)
へいったときのことが
目
(
め
)
にうかんでくる。あの
時分
(
じぶん
)
は、お
母
(
かあ
)
さんは
達者
(
たっしゃ
)
で、
自分
(
じぶん
)
は、まだ
子供
(
こども
)
だった。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
少年
(
しょうねん
)
は
気恥
(
きは
)
ずかしい
思
(
おも
)
いがして、
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
へでも
入
(
はい
)
りたいような
気
(
き
)
がしましたが、
早
(
はや
)
く
温泉場
(
おんせんば
)
へいって、
病気
(
びょうき
)
をなおしてから
働
(
はたら
)
くということを
考
(
かんが
)
えると、
恥
(
は
)
ずかしいのも
忘
(
わす
)
れて
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三味線
(
しゃみせん
)
をひいて、
旅
(
たび
)
の
女
(
おんな
)
が、
毎日
(
まいにち
)
、
温泉場
(
おんせんば
)
の
町
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
いていました。
諸国
(
しょこく
)
の
唄
(
うた
)
をうたってみんなをおもしろがらせていたが、いつしか、その
姿
(
すがた
)
が
見
(
み
)
えなくなりました。そのはずです。
銀のペンセル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「じゃ、
群馬県
(
ぐんまけん
)
にある、
有名
(
ゆうめい
)
な
温泉場
(
おんせんば
)
は?」と、
先生
(
せんせい
)
は、お
問
(
と
)
いになりました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、もうすこし
金
(
かね
)
がたまったら、それを
旅費
(
りょひ
)
にして、
西
(
にし
)
の
方
(
ほう
)
の
温泉場
(
おんせんば
)
をさして、
出
(
で
)
かけるつもりでいましたやさきでありましたから、
死
(
し
)
んでもこの
金
(
かね
)
は
出
(
だ
)
されないと
思
(
おも
)
っていました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しばらく
思
(
おも
)
いまどったすえに、
自分
(
じぶん
)
が、
鉄砲
(
てっぽう
)
でうたれて、からすから
温泉場
(
おんせんば
)
を
教
(
おし
)
えられていった、
身
(
み
)
の
上話
(
うえばなし
)
をするにこしたことがないと
気
(
き
)
づくと、
彼
(
かれ
)
は、ここにくるまでの
話
(
はなし
)
をしたのでした。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いくら、いい
温泉場
(
おんせんば
)
でも、ひとりいるのではさびしくて、
堪
(
た
)
えられなかった。
体
(
からだ
)
がなおると
里
(
さと
)
の
古巣
(
ふるす
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
したのも
無理
(
むり
)
はありません。そこには、
彼
(
かれ
)
らの
友
(
とも
)
だちが、たくさんすんでいるはずです。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
温泉場
(
おんせんば
)
の
町
(
まち
)
まで、
二人
(
ふたり
)
は、いっしょにきました。
別
(
わか
)
れる
時分
(
じぶん
)
に
銀のペンセル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“温泉”で始まる語句
温泉
温泉宿
温泉町
温泉嶽
温泉塲
温泉岳
温泉津
温泉壺
温泉行
温泉地