“温泉津”の読み方と例文
読み方割合
ゆのつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村があり人が住むというよりも窯があり瓦が働く江津ごうつ温泉津ゆのつそうして大田に至るまでかかる窯は続く。いずれの窯も極めてみごとである。
雲石紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
温泉津ゆのつという石見の海岸に、海水浴に行った時、宮田という一年生の少年が、舟から飛び込んだり、上ったりして真黒な体ではしっこく泳ぐのを、いかにも可愛いと言った調子で
光り合ういのち (新字新仮名) / 倉田百三(著)
その剛直を語る石見人は吾々に何を贈物としたでしょうか。浜田のざい温泉津ゆのつやその他方々に窯場があるのが目に入ります。窯自体がとても大きく、二十五、六のへやを持つものさえあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)