“温泉嶽”のいろいろな読み方と例文
新字:温泉岳
読み方割合
うんぜんだけ60.0%
うんぜんがたけ20.0%
おんせんだけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中でも肥前の温泉嶽うんぜんだけの附近にあるものは、ことに哀れでまた児童と関係がありますから、一つだけここに出して置きます。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
このばてれんのフェレラはかつてその拷問には堪えたのである。しかしさらにいっそう残酷な拷問、——温泉嶽うんぜんがたけの沸騰する熱湯の中に逆吊りに浸された時、彼はついに夢中で転宗を叫んだのであった。
それから熊本を更に三日、宇土を二日、八代やつしろを一日、南工宿なんくじゅくを二日尋ねて、再び舟で肥前国温泉嶽おんせんだけの下の港へ渡った。すると長崎から来た人の話に、敵らしい僧の長崎にいることを聞いた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)