“おんせんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
温泉場88.9%
温泉塲11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百万本のひのきに取り囲まれて、海面を抜く何百尺かの空気をんだり吐いたりしても、人のにおいはなかなか取れない。それどころか、山を越えて落ちつく先の、今宵こよいの宿は那古井なこい温泉場おんせんばだ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ところで、この町からすこし南のほうにあたって、海からあまり遠くないところに、ロンネビューの温泉場おんせんばがあります。そこには温泉や温泉宿おんせんやどや春のお客のためのホテルや別荘べっそうなどもあります。
たとへばあき温泉塲おんせんばしづかな更けなどに、このもしいあひ手と勝負せうふねつ中しながら、相當そうたううでが出來なければ冴※ないところのあのたまひゞきを持はちよつと何ともいへない。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)