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本道
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ほんだう
ふりがな文庫
“
本道
(
ほんだう
)” の例文
矢張
(
やツぱり
)
今
(
いま
)
まで
歩行
(
ある
)
いて
来
(
き
)
た
其
(
そ
)
の
巾
(
はゞ
)
の
広
(
ひろ
)
いなだらかな
方
(
はう
)
が
正
(
まさ
)
しく
本道
(
ほんだう
)
、あと二
里
(
り
)
足
(
た
)
らず
行
(
ゆ
)
けば
山
(
やま
)
になつて、
其
(
それ
)
からが
峠
(
たうげ
)
になる
筈
(
はず
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
主人が脇差を持出して、漸く切りましたが、その時はもう、お内儀さんは息が絶えて、町内の
本道
(
ほんだう
)
を呼んで
診
(
み
)
せましたが、呼び生ける手だてもございませんでした
銭形平次捕物控:252 敵持ち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
仙臺の或古老の話に據ると、伊達家の
侍
(
さむら
)
ひがあつて、昔、
本道
(
ほんだう
)
へ來て、桐の苗を澤山植ゑつけたことがある。それがどこの山であつたか、記録には殘つてゐない。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
療治
(
れうぢ
)
の
報酬
(
はうしう
)
に
藥箱
(
くすりばこ
)
の
進物
(
しんもつ
)
といふのは、
少
(
すこ
)
し
變
(
へん
)
だが、
本道
(
ほんだう
)
のほかに
外療
(
げれう
)
も
巧者
(
かうしや
)
の
玄竹
(
げんちく
)
は、
若
(
わか
)
い
者
(
もの
)
の
怪我
(
けが
)
を
十針
(
とはり
)
ほども
縫
(
ぬ
)
つて、
絲
(
いと
)
に
絡
(
から
)
んだ
血腥
(
ちなまぐさ
)
いものを、
自分
(
じぶん
)
の
口
(
くち
)
で
嘗
(
な
)
め
取
(
と
)
るといふやうな
苦勞
(
くらう
)
までして
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
扨又大岡殿
尋問
(
たづね
)
らるゝは其筋
本道
(
ほんだう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
街を縦に貫く
本道
(
ほんだう
)
は
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
(
松本
(
まつもと
)
へ
行
(
ゆ
)
かつしやる? あゝ/\
本道
(
ほんだう
)
ぢや、
何
(
なに
)
ね、
此間
(
こなひだ
)
の
梅雨
(
つゆ
)
に
水
(
みづ
)
が
出
(
で
)
てとてつもない
川
(
かは
)
さ
出来
(
でき
)
たでがすよ。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
すると、暫く經つてから隱居所の母親も、同じやうに苦しみ出し、町内の
本道
(
ほんだう
)
賢齋
(
けんさい
)
先生に來て頂いて、精一杯のことをいたしましたが、主人は漸く助かり、日頃身體の弱い母親は——
銭形平次捕物控:275 五月人形
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
助けて
遣
(
やら
)
ん是より
道程
(
みちのり
)
は
何程
(
なにほど
)
あるやと問ひければ八五郎
然樣
(
さやう
)
さ四里八町と申せども
多分
(
たぶん
)
中頃
(
なかごろ
)
で爲す仕事ならん一
筋道
(
すぢみち
)
ゆゑ
御出
(
おいで
)
なされば間違ひなけれ共餘程時刻も
後
(
おく
)
れたれば
贅足
(
むだあし
)
ならんといふに半四郎は
最早
(
もはや
)
立上
(
たちあが
)
り
假令
(
たとへ
)
贅足
(
むだあし
)
になればとて元々なり某し一ト走りに
追着
(
おひつき
)
助
(
たす
)
けてやらん
大方
(
おほかた
)
渠等
(
かれら
)
怪我
(
けが
)
もあらんにより
本道
(
ほんだう
)
外科
(
げくわ
)
兩人の醫師を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あと四
人
(
にん
)
は
本道
(
ほんだう
)
を
休茶屋
(
やすみちやや
)
へ
着
(
つ
)
くと、
和井内
(
わゐない
)
の
主人
(
しゆじん
)
は
股立
(
もゝだち
)
を
解
(
と
)
いて、
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げたのであつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ハイ、三人目の行方知れずになつた
本道
(
ほんだう
)
(内科醫)で御座います」
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人の七兵衞は、
本道
(
ほんだう
)
(内科醫)が立合つて檢屍の末、毒を盛られたと判りました。その毒は、晝頃食べた
生
(
なま
)
菓子の
餡
(
あん
)
の中に入つて居たのではあるまいかと——言ひますが、確かなことは判りません。
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“本道”の意味
《名詞》
本道(ほんどう)
正しい、本来の道筋ややりかた。
(context、dated)誠実なこと。方正。
本街道。
漢方における内科。
北海道で、住民が北海道を指し示す際の呼称。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“本道”で始まる語句
本道寺