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批評
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ひひやう
ふりがな文庫
“
批評
(
ひひやう
)” の例文
此方
(
こちら
)
は
焚火
(
たきび
)
どころで
無
(
な
)
い。
汗
(
あせ
)
を
垂
(
た
)
らして
掘
(
ほ
)
り
進
(
すゝ
)
むのに、いや、
土龍
(
むぐろ
)
のやうだの、
井戸掘
(
ゐどほり
)
の
手間
(
てま
)
だの、
種々
(
いろ/\
)
な
批評
(
ひひやう
)
を
頭
(
あたま
)
から
冠
(
かぶ
)
せられる。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
二
億圓
(
おくゑん
)
の
正貨
(
せいくわ
)
を
買
(
か
)
ひ
得
(
え
)
たことは、
輸入超過
(
ゆにふてうくわ
)
の
日本
(
にほん
)
に
取
(
と
)
つては
出來過
(
できす
)
ぎであると
云
(
い
)
ふ
批評
(
ひひやう
)
があるが、それは
正
(
まさ
)
しく
左樣
(
さやう
)
であらうと
思
(
おも
)
ふ。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
と
云
(
い
)
つて、
小説
(
せうせつ
)
や
文學
(
ぶんがく
)
の
批評
(
ひひやう
)
は
勿論
(
もちろん
)
の
事
(
こと
)
、
男
(
をとこ
)
と
女
(
をんな
)
の
間
(
あひだ
)
を
陽炎
(
かげろふ
)
の
樣
(
やう
)
に
飛
(
と
)
び
廻
(
まは
)
る、
花
(
はな
)
やかな
言葉
(
ことば
)
の
遣
(
や
)
り
取
(
と
)
りは
殆
(
ほと
)
んど
聞
(
き
)
かれなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
竹村
(
たけむら
)
はその
事
(
こと
)
について、その
当時
(
たうじ
)
別
(
べつ
)
に
批評
(
ひひやう
)
がましい
意見
(
いけん
)
をもたうとは
思
(
おも
)
はなかつたけれど、ずつと
後
(
のち
)
になつて
振返
(
ふりかへ
)
つてみると、
彼女
(
かのぢよ
)
は
彼
(
かれ
)
の
作品
(
さくひん
)
と
実際
(
じつさい
)
の
手紙
(
てがみ
)
によつて
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「けれど、どうも
耳
(
みゝ
)
が
長過
(
ながす
)
ぎるね」と、つくづくみてゐて
批評
(
ひひやう
)
しました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
其時
(
そのとき
)
宗助
(
そうすけ
)
は
何時
(
いつ
)
もの
調子
(
てうし
)
で、
寧
(
むし
)
ろ
穩
(
おだ
)
やかに、
弟
(
おとうと
)
の
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いてゐたが、
聞
(
き
)
いてしまつた
後
(
あと
)
でも、
別
(
べつ
)
に
是
(
これ
)
といふ
眼立
(
めだ
)
つた
批評
(
ひひやう
)
は
加
(
くは
)
へなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
主人
(
しゆじん
)
は
宗助
(
そうすけ
)
を
以
(
もつ
)
てある
程度
(
ていど
)
の
鑑賞家
(
かんしやうか
)
と
誤解
(
ごかい
)
した。
立
(
た
)
ちながら
屏風
(
びやうぶ
)
の
縁
(
ふち
)
へ
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けて、
宗助
(
そうすけ
)
の
面
(
おもて
)
と
屏風
(
びやうぶ
)
の
面
(
おもて
)
とを
比較
(
ひかく
)
してゐたが、
宗助
(
そうすけ
)
が
容易
(
ようい
)
に
批評
(
ひひやう
)
を
下
(
くだ
)
さないので
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“批評”の解説
批評(ひひょう、英語・フランス語:critique)とは、ある事物の是非・善悪・美醜などを指摘して、その価値を判断し、論じることをいう。批判(ひはん)、評論ともいう。批評賞、批判賞はないが、評論賞というものはある。出版社的には評論が一般の呼び名である。
英語・フランス語の 「批評」critique という単語は、ギリシャ語の kritiki (κριτική,何らかのモノの価値についての「洞察ある判断」)の語に由来する。
(出典:Wikipedia)
批
常用漢字
小6
部首:⼿
7画
評
常用漢字
小5
部首:⾔
12画
“批評”で始まる語句
批評家
批評的
批評法
批評壇の明星