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手品
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てじな
ふりがな文庫
“
手品
(
てじな
)” の例文
其
(
それ
)
では
種
(
たね
)
あかしの
手品
(
てじな
)
同樣
(
どうやう
)
慰
(
なぐさみ
)
になりません、お
願
(
ねがひ
)
と
申
(
まを
)
しましたのは
爰
(
こゝ
)
の
事
(
こと
)
、
御新造樣
(
ごしんぞさま
)
一
(
ひと
)
つ
何
(
ど
)
うぞ
何
(
なん
)
でもお
教
(
をし
)
へなさつて
遣
(
つか
)
はさりまし。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ハムーチャは人だかりのしてる広場に、新しい毛布を広げて、まず普通の
手品
(
てじな
)
を使ってみせました。それから大声で言いました。
手品師
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
それをまねたのが
京童
(
きょうわらべ
)
の
貝独楽
(
かいごま
)
、ひなの
銭
(
ぜに
)
独楽、長崎の
漢土
(
かんど
)
独楽、それから雨後の竹の子独楽、できるわできるわ、
手品
(
てじな
)
独楽、
半鐘独楽
(
はんしょうごま
)
、ゴンゴン独楽
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これはといふ變化も凡ての沈滯から美くしい
手品
(
てじな
)
を見せるやうに容易く
蘇
(
よみがへ
)
らせる事は不可能であらう。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あれを出してしまつても、まだ
英吉利
(
イギリス
)
の国旗か何かが、
手品
(
てじな
)
のやうに出て来はしないか。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
この
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
の
熱
(
あつ
)
い
午後
(
ごご
)
のこと、
町
(
まち
)
のはずれの
広場
(
ひろば
)
でいろいろと
手品
(
てじな
)
や、
唄
(
うた
)
や、
踊
(
おど
)
りなどをしてみせている
興行物
(
こうぎょうもの
)
がありました。その
中
(
なか
)
には、この
白
(
しろ
)
いくまのダンスも
混
(
ま
)
じっていました。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうです。魔法か
手品
(
てじな
)
です」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それに、おじさんが病気をして、手足がよくきかなくなって、
手品
(
てじな
)
がうまくつかえないんだ。それで、また
満州
(
まんしゅう
)
に行くところだよ
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
的
(
まと
)
がなくって弓の修業が出来ますか。
軽業
(
かるわざ
)
、
手品
(
てじな
)
だって学ばねばならんのです。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
詩吟
(
しぎん
)
、
薩摩琵琶
(
さつまびわ
)
、落語、講談、
声色
(
こわいろ
)
、
手品
(
てじな
)
、何でも出来た。その上また、身ぶりとか、顔つきとかで、人を笑わせるのに独特な妙を得ている。従って
級
(
クラス
)
の気うけも、教員間の評判も悪くはない。
父
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すると、
犬芝居
(
いぬしばい
)
や、やまがらの
芸当
(
げいとう
)
や、
大蛇
(
だいじゃ
)
の
見
(
み
)
せものや、
河童
(
かっぱ
)
の
見
(
み
)
せものや、
剣舞
(
けんぶ
)
や、
手品
(
てじな
)
や、
娘踊
(
むすめおど
)
りなどというふうに、いろいろなものが
並
(
なら
)
んでいました。その
中
(
なか
)
に、
女
(
おんな
)
の
軽業
(
かるわざ
)
がありました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だがお前さんには、とてもそのマージの所まで行けやしない。それよりか、自分の
手品
(
てじな
)
の術をせいぜいみがきなさるがよい」
手品師
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
其
(
それ
)
に、あゝ、
何
(
なん
)
とかの
端本
(
はほん
)
か、と
部屋頭
(
へやがしら
)
が
本
(
ほん
)
の
名
(
な
)
を
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
りますから、
中
(
なか
)
の
歌
(
うた
)
も、
此
(
これ
)
から
引出
(
ひきだ
)
しましたのでは、
先刻
(
せんこく
)
承知
(
しようち
)
とやらでござりませう。
其
(
それ
)
では
種
(
たね
)
あかしの
手品
(
てじな
)
同樣
(
どうやう
)
、
慰
(
なぐさ
)
みになりません。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
手品
(
てじな
)
、
剣舞
(
けんぶ
)
、
幻燈
(
げんとう
)
、
大神楽
(
だいかぐら
)
——そう云う物ばかりかかっていた寄席は、身動きも出来ないほど
大入
(
おおい
)
りだった。二人はしばらく待たされた
後
(
のち
)
、やっと
高座
(
こうざ
)
には遠い所へ、
窮屈
(
きゅうくつ
)
な腰を
下
(
おろ
)
す事が出来た。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ああ、
手品
(
てじな
)
か、困ったなあ。ぼくがでたらめ言っちゃったもんだから……だけど、あの人に何か考えがあるんだろう。あとできいてこよう」
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
縄
(
なわ
)
だの、棒だの、いろんなものが散らかっており、帽子屋や、仕立屋などが来ていて、キシさんとチヨ子とが、
手品
(
てじな
)
使いの服装をあつらえているのです。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ハムーチャはまず、ナイフを使い分けたり、足で金の
毬
(
まり
)
を
手玉
(
てだま
)
に取ったりして、普通の
手品
(
てじな
)
をやりました それがすむと、いよいよ煙の術にかかりました。
手品師
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
“手品(
奇術
)”の解説
奇術 (きじゅつ)は、人間の錯覚や思い込みを利用し、実際には合理的な原理を用いてあたかも「実現不可能なこと」が起きているかのように見せかける芸能。通常、観客に見せることを前提としてそのための発展を遂げてきたものをいう。日本では、手品(てじな)などとも言い、古くは手妻(てづま)、品玉(しなだま)とも呼ばれた。マジック(英: magic)と言う場合もある。また、奇術を行う者を奇術師(きじゅつし)、手品師(てじなし)、またマジシャンとも呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
“手品”で始まる語句
手品師
手品使
手品遣