トップ
>
子守歌
>
こもりうた
ふりがな文庫
“
子守歌
(
こもりうた
)” の例文
自分
(
じぶん
)
がうたってもらった
記憶
(
きおく
)
をわずかに
呼
(
よ
)
び
起
(
お
)
こして
子守歌
(
こもりうた
)
をうたい、やっとねかしつけ、すこしでも
安
(
やす
)
らかなれと
祈
(
いの
)
ったのでした。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
牝牛
(
めうし
)
と
小鳥
(
ことり
)
は、どうしてこんなにうつかりしてゐたのでせう。
早速
(
さつそく
)
子守歌
(
こもりうた
)
を
習
(
なら
)
はなければなりません。ところで
誰
(
だれ
)
に
習
(
なら
)
つたものでせう。
お母さん達
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
こういう効果はおそらく音響によってのみ得られるべきものである。
探偵
(
たんてい
)
が来て「可能的悪漢」と話していると、隣室から土人娘の
子守歌
(
こもりうた
)
が聞こえる。
映画時代
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ことに、かれらはすべて、おさない時から
子守歌
(
こもりうた
)
にも
信玄
(
しんげん
)
の
威徳
(
いとく
)
をうたった
血
(
ち
)
をもっている
甲斐
(
かい
)
の少女だ。国はほろびても、その
景慕
(
けいぼ
)
や愛国の
情熱
(
じょうねつ
)
は、ちいさな
胸
(
むね
)
に
燃
(
も
)
えている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
五月蠅
(
うるさい
)
ね』と
云
(
い
)
つて
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は、『そんな
事
(
こと
)
に
關
(
かま
)
つては
居
(
ゐ
)
られない!』
乃
(
そこ
)
で
夫人
(
ふじん
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
其子供
(
そのこども
)
に
乳
(
ちゝ
)
を
飮
(
の
)
ませ
始
(
はじ
)
めました、一
種
(
しゆ
)
の
子守歌
(
こもりうた
)
を
唱
(
うた
)
ひながら、一
ト
節
(
ふし
)
終
(
を
)
へるとは
其子
(
そのこ
)
を
搖
(
ゆす
)
り
上
(
あ
)
げて
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
「あなた
方
(
がた
)
は
赤
(
あか
)
ちやんがもうぢき
生
(
うま
)
れるといふのに、
子守歌
(
こもりうた
)
を
習
(
なら
)
ひもしないで、そんな
暢氣
(
のんき
)
なことを
言
(
い
)
つていらつしやる。」
お母さん達
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
そして、
風
(
かぜ
)
は、
悲
(
かな
)
しむ
母親
(
ははおや
)
に
代
(
か
)
わり、はるかなる
国
(
くに
)
へさまよいゆく、みなし
子
(
ご
)
のために、かすれがちな
声
(
こえ
)
で、
子守歌
(
こもりうた
)
をうたってきかせるのであります。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それはちょうど、ハンスやヘンデルがわすれられてしまっても、まだハンスのつくった
子守歌
(
こもりうた
)
や、ヘンデル草がのこっているようなものでした。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
母親
(
ははおや
)
は、
真剣
(
しんけん
)
になって、
子守歌
(
こもりうた
)
をうたいはじめるのでした。
母
(
はは
)
の
愛
(
あい
)
から
流
(
なが
)
れ
出
(
で
)
る、なつかしい、
細
(
ほそ
)
いしらべは、
光
(
ひか
)
る
絹糸
(
きぬいと
)
のように、
切
(
き
)
れんとして、
切
(
き
)
れずに、つづくのでした。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれども、こんなにむづかしい
子守歌
(
こもりうた
)
はありません。とてもむづかしくて
牝牛
(
めうし
)
と
小鳥
(
ことり
)
はちつとも
覺
(
おぼ
)
えられませんでした。それはかういふ
子守歌
(
こもりうた
)
でした。
お母さん達
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
そして、めぐみ
深
(
ぶか
)
く、こぼれるようにてらす
太陽
(
たいよう
)
の
光
(
ひかり
)
と、さえずる
鳥
(
とり
)
の
声
(
こえ
)
と、
自然
(
しぜん
)
の
子
(
こ
)
たち、
子守歌
(
こもりうた
)
のようにささやく
風
(
かぜ
)
の
音
(
おと
)
より、この
平和
(
へいわ
)
の
世界
(
せかい
)
を、じゃまするものは、なかったのでした。
托児所のある村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それはちょうど、ハンスの
子守歌
(
こもりうた
)
や、ヘンデル草や、ペテロの休日と、同じようなものでした。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
まごたちのおもりをしながら、ハンスがつくった
子守歌
(
こもりうた
)
をうたっていました。まごたちが「むかしばなし」をせがむと、その
老人
(
ろうじん
)
たちは、ハンスの話をして聞かせるのでした。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
“子守歌(
子守唄
)”の解説
子守唄(こもりうた、子守歌、en: lullaby)は、子供を寝かしつけたり、あやしたりするために歌われる歌の一種。世界各国で様々なものが歌い継がれている。揺籃歌(ようらんか)ともいう。
(出典:Wikipedia)
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
“子守”で始まる語句
子守
子守唄
子守女
子守児
子守兒
子守娘
子守奉公