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大海嘯
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おほつなみ
ふりがな文庫
“
大海嘯
(
おほつなみ
)” の例文
造船所
(
ざうせんじよ
)
内
(
ない
)
の
一部
(
いちぶ
)
に
貯藏
(
ちよぞう
)
されてあつたのだが、あゝ、
昨夜
(
さくや
)
の
大海嘯
(
おほつなみ
)
では
其
(
その
)
一個
(
いつこ
)
も
無事
(
ぶじ
)
では
居
(
を
)
るまい、イヤ、
决
(
けつ
)
して
無事
(
ぶじ
)
で
居
(
を
)
る
筈
(
はづ
)
はありません。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
再
(
ふたゝ
)
び
幾日
(
いくにち
)
の
何時
(
なんじ
)
ごろに、
第一震
(
だいいつしん
)
以上
(
いじやう
)
の
搖
(
ゆり
)
かへしが
來
(
く
)
る、その
時
(
とき
)
は
大海嘯
(
おほつなみ
)
がともなふと、
何處
(
どこ
)
かの
豫言者
(
よげんしや
)
が
話
(
はな
)
したとか。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私達は既に益田の方で萬壽年中の
大海嘯
(
おほつなみ
)
のことを聞き、あの萬福寺の前身にあたるといふ天台宗の巨刹安福寺すら、堂宇のすべてが流失したことを聞いて來た。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
清の弟に福二といふ人は海岸の田の浜へ婿に行きたるが、先年の
大海嘯
(
おほつなみ
)
に遭ひて妻と子とを失ひ、生き残りたる二人の子と共に元の屋敷の地に小屋を掛けて一年ばかりありき。
遠野物語
(新字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
先日
(
こなひだ
)
横山大観氏が
席上
(
せきじやう
)
揮毫
(
きがう
)
で、
画絹
(
ゑきぬ
)
の
書損
(
かきそこな
)
ひをどつさり
拵
(
こしら
)
へて、神戸の
富豪
(
ものもち
)
の胆を潰させた事を書いたが、人間の胆といふものは、
大地震
(
おほぢしん
)
や
大海嘯
(
おほつなみ
)
の前には平気でゐて、
却
(
かへ
)
つて女の一寸した
嚏
(
くさみ
)
や
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
大海嘯
(
おほつなみ
)
の遠く押しよせてくるひびきがきこえる。
定本青猫:01 定本青猫
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
大佐
(
たいさ
)
功
(
こう
)
成
(
な
)
り
將
(
まさ
)
に
朝日島
(
あさひじま
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
せんとする
瞬時
(
わづか
)
前
(
まへ
)
、
震天動地
(
しんてんどうち
)
の
大海嘯
(
おほつなみ
)
の
爲
(
ため
)
に、
秘密造船所
(
ひみつざうせんじよ
)
の
倉庫
(
さうこ
)
碎
(
くだ
)
けて、十二の
樽
(
たる
)
の
流失
(
りうしつ
)
した
事
(
こと
)
から、
遂
(
つひ
)
に
今回
(
こんくわい
)
の
大使命
(
だいしめい
)
に
立到
(
たちいた
)
つた
迄
(
まで
)
の
大略
(
あらまし
)
を
述
(
の
)
べ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
若
(
も
)
し、
大海嘯
(
おほつなみ
)
が
今
(
いま
)
から二三
日
(
にち
)
以前
(
いぜん
)
の
事
(
こと
)
で、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
が
未
(
ま
)
だ
船渠
(
ドツク
)
を
出
(
で
)
ぬ
内
(
うち
)
なら、
第一
(
だいいち
)
に
警戒
(
けいかい
)
すべき
塲所
(
ばしよ
)
は
其處
(
そこ
)
だが、
今
(
いま
)
は、
左迄
(
さま
)
で
急
(
いそ
)
いで、
檢査
(
けんさ
)
する
必要
(
ひつえう
)
も
無
(
な
)
いと
考
(
かんが
)
へたのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
嘯
漢検1級
部首:⼝
16画
“大海”で始まる語句
大海
大海原
大海老錠
大海人
大海人皇子
大海老
大海礁
大海賊
大海川
大海戰