トップ
>
問屋
>
とひや
ふりがな文庫
“
問屋
(
とひや
)” の例文
入給
(
いれたま
)
ひては
如何
(
いかゞ
)
や
尤
(
もつと
)
も外に男の子も
御在
(
おはさ
)
ぬ事
故
(
ゆゑ
)
お
熊殿
(
くまどの
)
年の
長
(
ふけ
)
ぬうちに
聟養子
(
むこやうし
)
をなし
持參
(
ぢさん
)
の
金子
(
きんす
)
を以て
山方
(
やまがた
)
問屋
(
とひや
)
の
借
(
かり
)
を
償却
(
つぐなひ
)
暮
(
くら
)
し方も
氣
(
き
)
を付て
身上
(
しんしやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この頃の日盛りに近所の
問屋
(
とひや
)
へ
荷役
(
にやく
)
に来る
馬子
(
まご
)
が、
荷馬
(
にうま
)
をその夫人の
住居
(
すまゐ
)
の格子戸に繋いでおく事がよくある。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
魚屋の
藤六
(
とうろく
)
さんは、びんばふでした。毎日、朝はやく、
問屋
(
とひや
)
へ行つて、お魚を一円だけ買ひ出します。そして、それを売つて、五十銭づつ、まうけるのです。
源八栗
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
頬白
(
ほゝじろ
)
、
山雀
(
やまがら
)
、
雲雀
(
ひばり
)
などが、ばら/\になつて
唄
(
うた
)
つて
居
(
ゐ
)
るから、
綺麗
(
きれい
)
な
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
た
問屋
(
とひや
)
の
女
(
むすめ
)
だの、
金満家
(
かねもち
)
の
隠居
(
いんきよ
)
だの、
瓢
(
ひさご
)
を
腰
(
こし
)
へ
提
(
さ
)
げたり、
花
(
はな
)
の
枝
(
えだ
)
をかついだりして
千鳥足
(
ちどりあし
)
で
通
(
とほ
)
るのがある
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
父
(
とう
)
さんはお
前達
(
まへたち
)
のやうに、
竹馬
(
たけうま
)
に
乘
(
の
)
つて
遊
(
あぞ
)
び
廻
(
まは
)
ることも
好
(
す
)
きでした。
雪
(
ゆき
)
の
日
(
ひ
)
には
殊
(
こと
)
にそれが
樂
(
たのし
)
みでした。
大黒屋
(
だいこくや
)
の
鐵
(
てつ
)
さん、
問屋
(
とひや
)
の三
郎
(
らう
)
さんなどゝといふ
近所
(
きんじよ
)
の
子供
(
こども
)
が、
竹馬
(
たけうま
)
で一
緒
(
しよ
)
になるお
友達
(
ともだち
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
彦兵衞
其
(
そ
)
は又餘り
勝手過
(
かつてすぎ
)
る
話
(
はな
)
しなり
其爲
(
そのため
)
貴樣請人に非ずや殊に此節我等も金子
不手廻
(
ふてまは
)
りにて
問屋
(
とひや
)
の
勘定
(
かんぢやう
)
滯
(
とゞこ
)
ほり不自由なせば一兩日の
中
(
うち
)
に勘定致さるべし
然
(
さ
)
もなき時は向うより出入にされては
迷惑
(
めいわく
)
致すにより貴樣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
受取に到りて
駿
(
すん
)
府町の
問屋
(
とひや
)
なる
常陸
(
ひたち
)
屋佐兵衞と云者の方へ泊りし所佐兵衞が
悴
(
せがれ
)
に佐五郎といふものありて歳も同じ頃なれば心
安
(
やす
)
く致しけるに佐五郎思ふには
斯
(
かく
)
懇意
(
こんい
)
には致せども文藏事は餘りに
手堅
(
てがた
)
く何時も金錢を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“問屋”で始まる語句
問屋場
問屋町
問屋向
問屋店
問屋張
問屋物
問屋直
問屋筋
問屋本陣
問屋場提灯