“千鳥足”の読み方と例文
読み方割合
ちどりあし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、みんなとわかれて、一人ひとりで、あちらにぶらり、こちらにぶらり、千鳥足ちどりあしになって、ひろ野原のはらを、星明ほしあかりであるいてきたのだ。
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分では酔わぬつもりでも、脚はかなりふらふらしていた。彼はその千鳥足ちどりあしを踏み締めながら、狂人きちがいのように、どんどん雪をってけだした。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
頬白ほゝじろ山雀やまがら雲雀ひばりなどが、ばら/\になつてうたつてるから、綺麗きれい着物きもの問屋とひやむすめだの、金満家かねもち隠居いんきよだの、ひさごこしげたり、はなえだをかついだりして千鳥足ちどりあしとほるのがある
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)