“とひや”の漢字の書き方と例文
語句割合
問屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬白ほゝじろ山雀やまがら雲雀ひばりなどが、ばら/\になつてうたつてるから、綺麗きれい着物きもの問屋とひやむすめだの、金満家かねもち隠居いんきよだの、ひさごこしげたり、はなえだをかついだりして千鳥足ちどりあしとほるのがある
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とうさんはお前達まへたちのやうに、竹馬たけうまつてあぞまはることもきでした。ゆきにはことにそれがたのしみでした。大黒屋だいこくやてつさん、問屋とひやの三らうさんなどゝといふ近所きんじよ子供こどもが、竹馬たけうまで一しよになるお友達ともだちでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
彦兵衞は又餘り勝手過かつてすぎはなしなり其爲そのため貴樣請人に非ずや殊に此節我等も金子不手廻ふてまはりにて問屋とひや勘定かんぢやうとゞこほり不自由なせば一兩日のうちに勘定致さるべしもなき時は向うより出入にされては迷惑めいわく致すにより貴樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)