トップ
>
兒
>
ちご
ふりがな文庫
“
兒
(
ちご
)” の例文
新字:
児
しき
夫人
(
おくがた
)
むかへ
給
(
たま
)
ひぬとも
愛
(
あい
)
らしき
兒
(
ちご
)
生
(
うま
)
れ
給
(
たま
)
ふとも
聞
(
き
)
く
身
(
み
)
のつらさが
思
(
おもは
)
るゝぞとてほろ/\と
打泣
(
うちな
)
けばお
八重
(
やへ
)
かなしく
身
(
み
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
贄櫃
(
モンストランチア
)
の前には、
兒
(
ちご
)
あまた
提香爐
(
ひさげかうろ
)
を振り動かして歩めり。これに續きたるは、こゝらあたりの美しき少女を
撰
(
え
)
り出でて、花の環を取らせたるなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
此白衣は膝のあたりまで屆きて、寺に仕ふる
兒
(
ちご
)
の着るものに同じかりき。母上はかく爲立てゝ、我を鏡に向はせ給ひき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
兒
(
ちご
)
を
靜
(
しづ
)
かに
寢床
(
ねどこ
)
に
移
(
うつ
)
して
女子
(
をなご
)
はやをら
立上
(
たちあが
)
りぬ、
眼
(
まな
)
ざし
定
(
さだ
)
まりて
口元
(
くちもと
)
かたく
結
(
むす
)
びたるまゝ、
疊
(
たゝみ
)
の
破
(
やぶ
)
れに
足
(
あし
)
を
取
(
と
)
られず
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
母
(
はゝ
)
が
心
(
こゝろ
)
の
何方
(
いづかた
)
に
走
(
はし
)
れりとも
知
(
し
)
らで、
乳
(
ちゝ
)
に
飽
(
あ
)
きれば
乳房
(
ちぶさ
)
に
顏
(
かほ
)
を
寄
(
よ
)
せたるまゝ
思
(
おも
)
ふ
事
(
こと
)
なく
寐入
(
ねいり
)
し
兒
(
ちご
)
の、
頬
(
ほゝ
)
は
薄絹
(
うすぎぬ
)
の
紅
(
べに
)
さしたるやうにて、
何事
(
なにごと
)
を
語
(
かた
)
らんとや
折々
(
をり/\
)
曲
(
ま
)
ぐる
口元
(
くちもと
)
の
愛
(
あい
)
らしさ
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
その活けるが如き預言者等の形は一個々皆大册の藝術論の資をなすに餘あるべし。その力量ある容貌風采とこれを圍める美しき羽ある
兒
(
ちご
)
の群とは、我眼を引くこと磁石の鐵を引く如くなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
傍
(
そば
)
には
可愛
(
かはゆ
)
き
兒
(
ちご
)
の
寐姿
(
ねすがた
)
みゆ、
膝
(
ひざ
)
の
上
(
うへ
)
には
無情
(
むじやう
)
の
君
(
きみ
)
よ
我
(
わ
)
れを
打捨
(
うちす
)
て
給
(
たま
)
ふかと、
殿
(
との
)
の
御聲
(
おんこゑ
)
あり/\
聞
(
きこ
)
えて、
外面
(
そとも
)
には
良人
(
をつと
)
や
戻
(
もど
)
らん
更
(
ふ
)
けたる
月
(
つき
)
に
霜
(
しも
)
さむし、たとへば
我
(
わ
)
が
良人
(
をつと
)
今
(
いま
)
此處
(
こゝ
)
に
戻
(
もど
)
らせ
給
(
たま
)
ふとも
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
兒
部首:⼉
8画
“兒”を含む語句
嬰兒
小兒
幼兒
稚兒
女兒
孤兒
兒童
愛兒
法子兒
赤兒
迷兒
彼兒
此兒
孩兒
兒女
私生兒
遺兒
眞鹿兒矢
猫兒
男兒
...