“葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
68.4%
13.0%
12.0%
よう3.7%
えふ1.4%
しょう0.6%
0.4%
ヨウ0.2%
リーフ0.2%
ローブ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こまかきあめははら/\とおとして草村くさむらがくれなくこほろぎのふしをもみださず、かぜひとしきりさつふりくるはにばかりかゝるかといたまし。
雨の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すべ富豪かねもちといふものは、自分のうちに転がつてゐるちり一つでも他家よそには無いものだと思ふと、それで大抵の病気はなほるものなのだ。
青磁の皿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
そのうちに、あらしは、だんだんきちがいじみてきた。しまいにはねげて、空中くうちゅうといっしょに、ばしたのでした。
寒い日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
昨夜女猿廻しのおようへ、独楽のなかへ封じ入れて投げて与えた、自分からの隠語の紙片であった。ハ——ッとお八重は溜息を吐いた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「若しか、——若しか、御主人は谷中三崎町の、おえふといふ女を御存じありませんか、——要屋かなめやとかいふ小料理の看板を上げてゐる」
というのは、しょうは国とはいうものの、もともとの一地方でしかない。然るに、楚が侯国でありながら王を僭称しているのにならって、彼も自ら公と称することにしている。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
天語アマガタリに習合せられる為には、つみ捨てられた国語クニガタリコト腐葉イサハが、可なりにあつたはずである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ヨウヲ隔ツ黄鸝コウリ ムナシク好音コウイン
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「つまり、リーフ十字形クロスレットさ。いわばこいつは、ジーグフリードの致命点だったからね。それに、傍線を引いて、フォン・エッセンに示したところをみると、何かそこになくてはならぬわけだろう」
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
湿しめった厚いローブ lobe ——この言葉は特に肝臓や肺や脂肪の葉にあてはまるものである