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たにそこ
ふりがな文庫
“たにそこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
谷底
66.7%
谿底
16.7%
渓底
5.6%
澗底
5.6%
溪底
2.8%
壑底
2.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷底
(逆引き)
というと
鉄砲組
(
てっぽうぐみ
)
の中から五、六人、
足軽
(
あしがる
)
十四、五人、
山掘夫
(
やまほり
)
四、五人——
小頭
(
こがしら
)
の
雁六
(
がんろく
)
も一しょについて、まだ
朝露
(
あさつゆ
)
のふかい
谷底
(
たにそこ
)
へ
降
(
お
)
りていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たにそこ(谷底)の例文をもっと
(24作品)
見る
谿底
(逆引き)
双眼鏡を肩に掛け、白いしなやかな手を振って、柔かな靴音をさせる紳士は参事官でした。
俄然
(
にわかに
)
、
喇叭
(
らっぱ
)
の音が
谿底
(
たにそこ
)
から起る。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
たにそこ(谿底)の例文をもっと
(6作品)
見る
渓底
(逆引き)
渓底
(
たにそこ
)
から沸き上る雲のように、階下の群衆の頭の上を浮動して居る
煙草
(
たばこ
)
の
烟
(
けむり
)
の間を透かして、私は真深いお高祖頭巾の蔭から、場内に
溢
(
あふ
)
れて居る人々の顔を見廻した。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
たにそこ(渓底)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
澗底
(逆引き)
雲根志
(
うんこんし
)
灵異
(
れいい
)
の部に曰、
予
(
よ
)
が
隣家
(
となり
)
に
壮勇
(
さうゆう
)
の者あり儀兵衛といふ。或時
田上谷
(
たがみだに
)
といふ山中に
行
(
ゆき
)
て
夜更
(
よふけ
)
て
皈
(
かへ
)
るに、むかうなる山の
澗底
(
たにそこ
)
より青く光り
虹
(
にじ
)
の如く
昇
(
のぼり
)
てすゑは
天
(
そら
)
に
接
(
まじは
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
たにそこ(澗底)の例文をもっと
(2作品)
見る
溪底
(逆引き)
樵夫
(
そま
)
を
僦
(
やと
)
ふて
僕
(
ぼく
)
を
索
(
さが
)
す、
此
(
この
)
暗
(
くら
)
い
溪底
(
たにそこ
)
に
僕
(
ぼく
)
の
死體
(
したい
)
が
横
(
よこたは
)
つて
居
(
ゐ
)
る、
東京
(
とうきやう
)
へ
電報
(
でんぱう
)
を
打
(
う
)
つ、
君
(
きみ
)
か
淡路君
(
あはぢくん
)
か
飛
(
と
)
んで
來
(
く
)
る、そして
僕
(
ぼく
)
は
燒
(
や
)
かれてしまう。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
天地間
(
てんちかん
)
最早
(
もはや
)
小山某
(
こやまなにがし
)
といふ
畫
(
ゑ
)
かきの
書生
(
しよせい
)
は
居
(
ゐ
)
なくなる! と
僕
(
ぼく
)
は
思
(
おも
)
つた
時
(
とき
)
、
思
(
おも
)
はず
足
(
あし
)
を
止
(
とゞ
)
めた。
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
の
眞黒
(
まつくろ
)
に
繁
(
しげ
)
つた
枝
(
えだ
)
から
水
(
みづ
)
がぼた/\
落
(
お
)
ちる、
墓穴
(
はかあな
)
のやうな
溪底
(
たにそこ
)
では
水
(
みづ
)
の
激
(
げき
)
して
流
(
なが
)
れる
音
(
おと
)
が
悽
(
すご
)
く
響
(
ひゞ
)
く。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
たにそこ(溪底)の例文をもっと
(1作品)
見る
壑底
(逆引き)
杜陽
(
とよう
)
と
僕
(
げなん
)
の二人は山道にかかっていた。足がかりのない山腹の
巌
(
いわ
)
から巌へ木をわたしてしつらえた
桟道
(
かけはし
)
には、ところどころ深い
壑底
(
たにそこ
)
の覗かれる穴が開いていて魂をひやひやさした。
陳宝祠
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
たにそこ(壑底)の例文をもっと
(1作品)
見る
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かんてい