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『愛と美について』
ふりがな文庫
『
愛と美について
(
あいとびについて
)
』
兄妹、五人あって、みんなロマンスが好きだった。長男は二十九歳。法学士である。ひとに接するとき、少し尊大ぶる悪癖があるけれども、これは彼自身の弱さを庇う鬼の面であって、まことは弱く、とても優しい。弟妹たちと映画を見にいって、これは駄作だ、愚劣 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「愛と美について」竹村書房、1939(昭和14)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約26分(500文字/分)
朗読目安時間
約43分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
吃
(
き
)
家
(
や
)
面
(
めん
)
囚
(
とらわ
)
侘
(
わ
)
風
(
ふう
)
莞爾
(
かんじ
)
綺麗
(
きれい
)
蛹
(
さなぎ
)
蛇足
(
だそく
)
薔薇
(
ばら
)
蔑視
(
べっし
)
蒼
(
あお
)
腎臓
(
じんぞう
)
脊丈
(
せたけ
)
胸高
(
むなだか
)
繃帯
(
ほうたい
)
認
(
したた
)
稀
(
まれ
)
眉間
(
みけん
)
皺
(
しわ
)
痩
(
や
)
煩瑣
(
はんさ
)
無聊
(
ぶりょう
)
焙
(
あぶ
)
涙香
(
るいこう
)
酩酊
(
めいてい
)
高邁
(
こうまい
)
風采
(
ふうさい
)
顎
(
あご
)
頸
(
くび
)
頬杖
(
ほおづえ
)
頗
(
すこぶ
)
須臾
(
しゅゆ
)
陋習
(
ろうしゅう
)
間
(
ま
)
蜘蛛
(
くも
)
逝去
(
せいきょ
)
身悶
(
みもだ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
蹴
(
け
)
謂
(
い
)
沛然
(
はいぜん
)
袂
(
たもと
)
蜜柑
(
みかん
)
呟
(
つぶや
)
居候
(
いそうろう
)
尻尾
(
しっぽ
)
寧
(
むし
)
寂寥
(
せきりょう
)
妖怪
(
ようかい
)
天狗
(
てんぐ
)
大人
(
おとな
)
嘲弄
(
ちょうろう
)
嘘言
(
うそ
)
咳
(
せき
)
巴里
(
パリ
)
呉
(
く
)
吝嗇
(
りんしょく
)
叱咤
(
しった
)
可笑
(
おか
)
収斂
(
しゅうれん
)
厭味
(
いやみ
)
倦怠
(
けんたい
)
俄然
(
がぜん
)
以
(
もっ
)
撒
(
ま
)
油壺
(
あぶらつぼ
)
人出
(
ひとで
)
氾濫
(
はんらん
)
気障
(
きざ
)
椿油
(
つばきあぶら
)
桁
(
けた
)
林檎
(
りんご
)
旅雁
(
りょがん
)
方
(
かた
)
流石
(
さすが
)
掌
(
てのひら
)
拍
(
う
)
把握
(
はあく
)
恢復
(
かいふく
)
思軒
(
しけん
)
微笑
(
ほほえ
)
得々
(
とくとく
)
庇
(
かば
)
巷
(
ちまた
)