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旅雁
ふりがな文庫
“旅雁”の読み方と例文
読み方
割合
りょがん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょがん
(逆引き)
浜には
津軽
(
つがる
)
や
秋田
(
あきた
)
へんから集まって来た
旅雁
(
りょがん
)
のような漁夫たちが、
鰊
(
にしん
)
の
建網
(
たてあみ
)
の修繕をしたり、
大釜
(
おおがま
)
の
据
(
す
)
え
付
(
つ
)
けをしたりして、黒ずんだ自然の中に
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
老博士は、ビヤホールの廻転ドアから、くるりと排出され、よろめき、その都会の侘びしい
旅雁
(
りょがん
)
の列に身を投じ、たちまち、もまれ押されて、泳ぐような恰好で旅雁と共に流れて行きます。
愛と美について
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
然し北国の寒さは私たち五人の暖みでは間に合わない程寒かった。私は一人の病人と
頑是
(
がんぜ
)
ないお前たちとを
労
(
いた
)
わりながら
旅雁
(
りょがん
)
のように南を指して
遁
(
のが
)
れなければならなくなった。
小さき者へ
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
旅雁(りょがん)の例文をもっと
(3作品)
見る
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
雁
漢検準1級
部首:⾫
12画
“旅”で始まる語句
旅
旅籠
旅籠屋
旅人
旅宿
旅行
旅館
旅商人
旅立
旅舎
“旅雁”のふりがなが多い著者
有島武郎
太宰治