“建網”の読み方と例文
読み方割合
たてあみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建網たてあみに損じの有る無し、網をおろす場所の海底の模様、大釜おおがまえるべき位置、桟橋さんばしの改造、薪炭しんたんの買い入れ、米塩の運搬、仲買い人との契約
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
主人は、函館から歸つた翌日、直ぐまた樺太の大泊おほどまりへ渡つたさうだ。同所に、九月一日から三日間、樺太建網たてあみ漁業家の大會が長官によつて招集されたからである。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
浜には津軽つがる秋田あきたへんから集まって来た旅雁りょがんのような漁夫たちが、にしん建網たてあみの修繕をしたり、大釜おおがまけをしたりして、黒ずんだ自然の中に
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)