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返
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ぺん
ふりがな文庫
“
返
(
ぺん
)” の例文
もう一
返
(
ぺん
)
、町の名を勘定するさ。それで足りなければまた秋の日をかんかんさせるさ。それでもおっつかなければまた甘干しの渋柿を
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「下宿屋のまづい
飯
(
めし
)
を一日に十
返
(
ぺん
)
食つたら物足りる様になるか考へて見ろ」といきなり警句でもつて三四郎を
打
(
どや
)
しつけた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「なあに、馴れていますから——それに毎日は越しません。
三日
(
みっか
)
に一
返
(
ぺん
)
、ことによると
四日目
(
よっかめ
)
くらいになります」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
次
(
つぎ
)
の
日曜
(
にちえう
)
になると、
宗助
(
そうすけ
)
は
例
(
れい
)
の
通
(
とほ
)
り一
週
(
しう
)
に一
返
(
ぺん
)
の
樂寐
(
らくね
)
を
貪
(
むさ
)
ぼつたため、
午前
(
ひるまへ
)
半日
(
はんにち
)
をとう/\
空
(
くう
)
に
潰
(
つぶ
)
して
仕舞
(
しま
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
正直な者が
生涯
(
しょうがい
)
に一
返
(
ぺん
)
万引を働いても
疑
(
うたがい
)
を掛ける知人もないし、
冗談
(
じょうだん
)
を商売にする男が十年に半日
真面目
(
まじめ
)
な事件を
担
(
かつ
)
ぎ込んでも誰も相手にするものはない。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
こんな
問答
(
もんだふ
)
を
最初
(
さいしよ
)
は
月
(
つき
)
に一二
返
(
へん
)
位
(
ぐらゐ
)
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
してゐたが、
後
(
のち
)
には
二月
(
ふたつき
)
に一
返
(
ぺん
)
になり、
三月
(
みつき
)
に一
返
(
ぺん
)
になり、とう/\
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其所
(
そこ
)
はつい聴いて来るのを忘れたよ。
尤
(
もっと
)
もあの
後
(
ご
)
一
返
(
ぺん
)
姉さんの見舞かたがた行った時にゃ、比田が相変らず留守だったので、つい会う事が出来なかったのさ。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
拙
(
せつ
)
が一
返
(
ぺん
)
古榎
(
ふるえのき
)
になった事がありやす、ところへ源兵衛村の
作蔵
(
さくぞう
)
と云う若い
衆
(
しゅ
)
が首を
縊
(
くく
)
りに来やした……」
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
向後
(
こうご
)
もし主人が
気狂
(
きちがい
)
について考える事があるとすれば、もう一
返
(
ぺん
)
出直して頭から考え始めなければならぬ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
けれども
宗助
(
そうすけ
)
が
行
(
い
)
くたびに、
御米
(
およね
)
は
必
(
かなら
)
ず
挨拶
(
あいさつ
)
に
出
(
で
)
るとは
限
(
かぎ
)
らなかつた。三
返
(
べん
)
に一
返
(
ぺん
)
位
(
ぐらゐ
)
、
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
せないで、
始
(
はじめ
)
ての
時
(
とき
)
の
樣
(
やう
)
に、ひつそり
隣
(
とな
)
りの
室
(
へや
)
に
忍
(
しの
)
んでゐる
事
(
こと
)
もあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「電車に乗つて、東京を十五六
返
(
ぺん
)
乗り
回
(
まは
)
してゐるうちには
自
(
おのづ
)
から物足りる様になるさ」と云ふ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
だから私も突っ
跳
(
ぱ
)
ねたのさ。今時分そんな事を持ち出すのは、まるで自分の殺した子供を、もう一
返
(
ぺん
)
生かしてくれって、御寺様へ頼みに行くようなものだから
御止
(
およ
)
しなさいって。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
柔術の怪しいものは、どうか自分より弱い奴に、ただの一
返
(
ぺん
)
でいいから出逢って見たい、
素人
(
しろうと
)
でも構わないから
抛
(
な
)
げて見たいと至極危険な了見を
抱
(
いだ
)
いて町内をあるくのもこれがためである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「四日に一
返
(
ぺん
)
でも御免だ」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“返”を含む語句
引返
銀杏返
返答
返報
振返
往返
返辞
鸚鵡返
取返
忍返
突返
返事
見返
反返
寝返
意趣返
裏返
恩返
返咲
返却
...