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貧弱
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ひんじやく
ふりがな文庫
“
貧弱
(
ひんじやく
)” の例文
日本
(
にほん
)
が
化物
(
ばけもの
)
の
貧弱
(
ひんじやく
)
なのに
對
(
たい
)
して、
支那
(
しな
)
に
入
(
い
)
ると
全
(
まつた
)
く
異
(
ことな
)
る、
支那
(
しな
)
はあの
通
(
とほ
)
り
尨大
(
ぼうだい
)
な
國
(
くに
)
であつて、
西
(
にし
)
には
崑崙雪山
(
こんろんせつざん
)
の
諸峰
(
しよぼう
)
が
際涯
(
はてし
)
なく
連
(
つらな
)
り
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
學校
(
がつこう
)
と
同
(
おな
)
じ
役目
(
やくめ
)
をする
博物館
(
はくぶつかん
)
は
實
(
じつ
)
に
貧弱
(
ひんじやく
)
であつて、わづかに
東京
(
とうきよう
)
、
京都
(
きようと
)
、
奈良
(
なら
)
の
三箇所
(
さんがしよ
)
に
美術博物館
(
びじゆつはくぶつかん
)
がある
外
(
ほか
)
、これといふものもないのは
甚
(
はなは
)
だ
殘念
(
ざんねん
)
です。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
勿論
(
もちろん
)
私
(
わたし
)
などはどこへ
行
(
い
)
つても
唖
(
おし
)
の
方
(
ほう
)
であつた。
日本人
(
にほんじん
)
の
会合
(
かいごう
)
でも
話題
(
わだい
)
の
極
(
きわ
)
めて
貧弱
(
ひんじやく
)
な
方
(
ほう
)
といはなければならなかつた。しかし
照
(
て
)
れるやうなこともなかつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
耐
(
たま
)
らんな、
此
(
か
)
う取付けられちや!」と周三は、
其
(
その
)
貧弱
(
ひんじやく
)
極
(
きわ
)
まる
經濟
(
けいざい
)
の
前途
(
ぜんと
)
に
向
(
むか
)
ツて、少からぬ
杞憂
(
きいう
)
を
抱
(
いだ
)
いた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
僕見た様に局部に
当
(
あた
)
つて、現実と
悪闘
(
あくとう
)
してゐるものは、そんな事を考へる余地がない。日本が
貧弱
(
ひんじやく
)
だつて、
弱虫
(
よはむし
)
だつて、
働
(
はた
)
らいてるうちは、忘れてゐるからね。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
と
言
(
い
)
ふと
齊
(
ひと
)
しく、ひつくり
返
(
かへ
)
つて、
其
(
そ
)
の
鼠
(
ねずみ
)
がころつと
死
(
し
)
んだ。
同時
(
どうじ
)
に、
巾
(
づきん
)
と
帛
(
きもの
)
が
消
(
き
)
えて
散
(
ち
)
つた。
魏
(
ぎ
)
の
襄邑
(
じやういふ
)
の
長
(
ちやう
)
、その
時
(
とき
)
思入
(
おもいれ
)
があつて、じつと
見
(
み
)
ると、
常
(
つね
)
の
貧弱
(
ひんじやく
)
な
鼠
(
ねずみ
)
のみ。
周南壽
(
しうなんいのちながし
)
。と
言
(
い
)
ふのである。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“貧弱”の意味
《名詞》
貧弱(ひんじゃく)
乏しく、頼りないさま。
見劣りするさま。みすぼらしいさま。
《形容動詞》
乏しく、頼りない。
見劣りする。みすぼらしい。
(出典:Wiktionary)
貧
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“貧”で始まる語句
貧
貧乏
貧乏人
貧窮
貧民窟
貧民
貧乏徳利
貧窶
貧苦
貧乏籤