言放いひはな)” の例文
いまから其樣そんなよわつては駄目だめだ、んでも今夜こんやはあの深林しんりん眞中まんなかあか覺悟かくごだ。』と元氣げんきよく言放いひはなつて立上たちあがり、つかれたる水兵すいへいかわつて鐵車てつしや運轉うんてんはじめた。
申立通したりとかされば平澤村には先觸さきぶれ來れば又れいの澤の井の調しらべなるべし是迄これまでの通り村中すこしも存じ申さずと言放いひはなし懸り合に成ぬ樣に致事第一なりと申合せ役人やくにんの來るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わが脊子せこよ君も物憂しかること言放いひはなつまで狂ほしきかな
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
美事みごと言放いひはなつて襦袢じゆばんそで
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と、武村兵曹たけむらへいそうわざ元氣げんきよく言放いひはなつて、日出雄少年ひでをせうねん首筋くびすぢいだいた。二名にめい水兵すいへいさびかほ見合みあはせた。
彼是御邊申さるゝからは詮方せんかたなく此趣き江戸表へ早々さう/\達し申さんと言放いひはなしければ勘解由大いに驚き先々御待ち下さるべし全く金子ををしむに非ず此上はかくおほせに任すべしと早速金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しからば、君等きみらある時期ときまで、このしま滯在たいざいせねばなりません。』と斷乎だんこ言放いひはなつた。
ともとしたのしみゐるこそ樂みなれといと物堅き長三郎が回答いらへにべなく言放いひはなすに忠兵衞今は詮方せんかたなく是ほど迄に勸めるに承引うけひく景状けしきあらざるは世に偏屈へんくつなる若旦那と霎時しばしあきれて居たりしが屹度きつとこゝろに思ひ附く事や有けんひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)