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見届
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みとど
ふりがな文庫
“
見届
(
みとど
)” の例文
旧字:
見屆
でも
水
(
みず
)
の中に
居
(
い
)
る
少女
(
おとめ
)
たちがどうするか、
様子
(
ようす
)
を
見届
(
みとど
)
けて行きたいと
思
(
おも
)
って、
羽衣
(
はごろも
)
をそっとかかえたまま、木の
陰
(
かげ
)
にかくれて
見
(
み
)
ていました。
白い鳥
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「いよいよあの船へ、
角鹿町
(
つるがまち
)
の
和唐屋
(
わとうや
)
から一
万
(
まん
)
両
(
りょう
)
の銀を送りこみましたぜ。船積みするところまでたしかに
見届
(
みとど
)
けてきました」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そちは大事な場所をよく
見届
(
みとど
)
けておいてくれた」とおほめになり、
置目老媼
(
おきめのおみな
)
という名をおくだしになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
そこで、
捕手
(
とりて
)
はチユウヤの門の前で『火事だ、火事だ』といふ声をあげた。チユウヤは火事を
見届
(
みとど
)
けるために、門の外へ走り出した。
捕手
(
とりて
)
はそれを襲撃した。
日本の女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あの人はだれか人を
呼
(
よ
)
ぼうと思って見回しながら、声をかけると、一人の男が木のかげから出て来て、あわててにげ出したそうだよ。おまえを
捨
(
す
)
てた男が、だれか拾うか
見届
(
みとど
)
けていたとみえる。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
「うむ。ちょいとお
前
(
まえ
)
、
急
(
いそ
)
いで
行
(
い
)
って、
見届
(
みとど
)
けといで」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
もうお
前
(
まへ
)
の
心底
(
しんてい
)
をよく
見届
(
みとど
)
けたと
悲しき玩具
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
民蔵は
縄目
(
なわめ
)
にかけた伊那丸を、梅雪入道の前へひきすえた。拝殿の上から、とくと、
見届
(
みとど
)
けた梅雪は、大きくうなずいて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまのおとうさまとおかあさまは、ふしぎに
思
(
おも
)
って、どうかしてそのお
婿
(
むこ
)
さんの
正体
(
しょうたい
)
を
見届
(
みとど
)
けたいと
思
(
おも
)
いました。そこである日お
姫
(
ひめ
)
さまに
向
(
む
)
かって
三輪の麻糸
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そのあくる朝早く、
検事
(
けんじ
)
はあのわれわれのお友だちの
獣医
(
じゅうい
)
君といっしょにやって来た。獣医君はなんでもわたしたちが
放免
(
ほうめん
)
になるのを
見届
(
みとど
)
けたいといって、わざわざやって来てくれたのであった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そこで
毎晩
(
まいばん
)
御所
(
ごしょ
)
を
守
(
まも
)
る
武士
(
ぶし
)
が
大
(
おお
)
ぜい、
天子
(
てんし
)
さまのおやすみになる
御殿
(
ごてん
)
の
床下
(
ゆかした
)
に
寝
(
ね
)
ずの
番
(
ばん
)
をして、どうかしてこの
妖
(
あや
)
しい
鳴
(
な
)
き
声
(
ごえ
)
の
正体
(
しょうたい
)
を
見届
(
みとど
)
けようといたしました。
鵺
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
その
時
(
とき
)
、
六部
(
ろくぶ
)
は、「どうも
神
(
かみ
)
さまといっているが、これはきっと
何
(
なに
)
かの
悪
(
わる
)
い
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
に
違
(
ちが
)
いない、ちょうど
幸
(
さいわ
)
い
今夜
(
こんや
)
はここに
一晩
(
ひとばん
)
泊
(
と
)
まって、
悪神
(
わるがみ
)
の
正体
(
しょうたい
)
を
見届
(
みとど
)
けてやろう。」という
決心
(
けっしん
)
をしました。
しっぺい太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
届
常用漢字
小6
部首:⼫
8画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当