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股立
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もゝだち
ふりがな文庫
“
股立
(
もゝだち
)” の例文
(十太夫は袴の
股立
(
もゝだち
)
を取り、權次と一緒にお菊の死骸を上手の井戸に沈める。播磨は立ち寄つて井戸をのぞく。鐘の声。)
番町皿屋敷
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
掛け
宰領
(
さいりやう
)
二人づつ
跡
(
あと
)
より
麻上下
(
あさがみしも
)
にて
股立
(
もゝだち
)
取
(
とり
)
たる
侍
(
さむら
)
ひ一人是は
御長持
(
おながもち
)
預
(
あづか
)
りの役なり
續
(
つゞ
)
いて
金御紋
(
きんごもん
)
の
先箱
(
さきばこ
)
二ツ
黒羽織
(
くろはおり
)
の
徒士
(
かち
)
八人
煤竹
(
すゝたけ
)
羅紗
(
らしや
)
の
袋
(
ふくろ
)
に白く
葵
(
あふひ
)
の御紋を
切貫
(
きりぬき
)
し
打物
(
うちもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あと四
人
(
にん
)
は
本道
(
ほんだう
)
を
休茶屋
(
やすみちやや
)
へ
着
(
つ
)
くと、
和井内
(
わゐない
)
の
主人
(
しゆじん
)
は
股立
(
もゝだち
)
を
解
(
と
)
いて、
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げたのであつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
白衣
(
はくえ
)
に
袴
(
はかま
)
の
股立
(
もゝだち
)
を取つて、五
色
(
しき
)
の
襷
(
たすき
)
を掛け、白鉢卷に身を固めて、
薙刀
(
なぎなた
)
を打ち振りつゝ、
踊
(
をどり
)
の
露拂
(
つゆはら
)
ひを
勤
(
つと
)
めるのは、小池に取つて
難
(
むづ
)
かしい
業
(
わざ
)
でもなく、二三日の
稽古
(
けいこ
)
で十分であつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
差掛
(
さしかけ
)
させ
沓
(
くつ
)
しと/\と
踏鳴
(
ふみなら
)
し靜々とぞ
歩行
(
あゆみ
)
ける
附從
(
つきした
)
がふ
小姓
(
こしやう
)
の面々には
麻上下
(
あさがみしも
)
の
股立
(
もゝだち
)
を取て左右を
守護
(
しゆご
)
しける
引續
(
ひきつゞ
)
いて常樂院
天忠和尚
(
てんちうをしやう
)
は
紫
(
むらさき
)
の衣に白地の
袈裟
(
けさ
)
を掛け
殊勝
(
しゆしよう
)
げに手に
念珠
(
ねんじゆ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「いゝなあ、この
山毛欅
(
ぶな
)
一
本
(
ぽん
)
が、こゝで
湖
(
みづうみ
)
を
支
(
さゝ
)
へる
柱
(
はしら
)
だ。」そこへ
画架
(
ぐわか
)
を
立
(
た
)
てた——その
時
(
とき
)
、この
峠
(
たふげ
)
を
導
(
みちび
)
いて、
羽織袴
(
はおりはかま
)
で、
阪
(
さか
)
へ
掛
(
か
)
かると
股立
(
もゝだち
)
を
取
(
と
)
つた
観湖楼
(
くわんころう
)
、
和井内
(
わゐない
)
ホテルの
御主人
(
ごしゆじん
)
が
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
股立
(
もゝだち
)
を取つた道臣の袴にも、尻端折つた千代松の
腿引
(
もゝひき
)
にも、砂埃りが付いてゐた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
金の葵
唐草
(
からくさ
)
の
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
にて紫縮緬の服紗にて熨斗目麻上下の侍ひ持行同じ出立の
手代
(
てがはり
)
一人
引添
(
ひきそひ
)
たり又麻上下にて
股立
(
もゝだち
)
取
(
とつ
)
たる侍ひ十人宛二行に並ぶ次に
縮
(
ちゞ
)
ら熨斗目に
紅裏
(
こううら
)
の小袖麻上下にて股立取たるは
何阿彌
(
なにあみ
)
とかいふ
同朋
(
どうぼう
)
なりさて天一坊は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“股”で始まる語句
股
股引
股肱
股倉
股間
股火
股旅
股引下
股旅者
股栗