“股栗”の読み方と例文
読み方割合
こりつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分とソックリの姉の死像を描いた絵巻物を開いて見せられた芬子嬢は、実に断腸だんちょう股栗こりつ驚駭きょうがいこれを久しうした。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
藤田は股栗こりつした。一身の恥辱、家族の悲歎が、こうべれている青年の想像に浮かんで、目には涙がいて来た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)