“こりつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孤立69.2%
股栗15.4%
個立7.7%
股慄7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく村や町の生活から孤立こりつすることになるだろう。どうかすると、非国民のレッテルをはられることになるかもしれない。少なくとも公然と何かの役割を
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
藤田は股栗こりつした。一身の恥辱、家族の悲歎が、こうべれている青年の想像に浮かんで、目には涙がいて来た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「平等」の眼で見る時には、魔も善神も闘争も舞踊も、みな一いろである。「慈理」の眼の涙を通して視るゆえである。「差別」の眼で視る時には、魔、善神、闘争、舞踊みなことごとく個立こりつして居る。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
鍋焼饂飩は、股慄こりつしながら、やっとそれだけ言いました。斬られたとは言うけれど、斬られている様子はない。単におどかされたものか、或いは他の斬られたのを見て、自分が斬られたと思ったのか。