職業しよくげふ)” の例文
鍛冶かぢとき仕事しごとつかへてたが、それでもういふ職業しよくげふくべからざる道具だうぐといふと何處どこでもさういふれいすみやかこしらへてくれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
れが實際問題じつさいもんだいになると、土地とち状態じやうたい風土ふうど關係くわんけい住者ぢうしや身分みぶん境遇きやうぐう趣味しゆみ性癖せいへき資産しさん家族かぞく職業しよくげふその種々雜多しゆ/″\ざつた素因そいん混亂こんらんしてたがひあい交渉かうせうするので
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
職業しよくげふはとへば、いえ別段べつだんこれといふもの御座ござりませぬとて至極しごく曖昧あいまいこたへなり、御人數ごにんずはとかれて、其何そのなんだか四五人しごにんこと御座ござりますし、七八人しちはちにんにもなりますし
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
は固よりコロボックル中に斯く斯くの職業しよくげふり、何々の專門せんもんり抔との事は主張しゆちやうせざれど、上來述べきたりし程の知識ちしき有る人民中じんみんちうには多少の分業は存せざるを得ずと思考しこうするなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
全體ぜんたいなかひとの、みちとか宗教しうけうとかふものにたいする態度たいど三通みとほりある。自分じぶん職業しよくげふられて、たゞ營々役々えい/\えき/\年月としつきおくつてゐるひとは、みちふものをかへりみない。これは讀書人どくしよじんでもおなことである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
それは安之助やすのすけ職業しよくげふついてゞあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『ブンシといふ職業しよくげふるか』
職業しよくげふんだ』