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白痴
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たはけ
ふりがな文庫
“
白痴
(
たはけ
)” の例文
旧字:
白癡
加之
(
しかのみならず
)
、
文学者
(
ぶんがくしや
)
を
以
(
もつ
)
て
怠慢
(
たいまん
)
遊惰
(
いうだ
)
の
張本
(
ちやうほん
)
となすおせツかいは
偶
(
たま
)
/\
怠慢
(
たいまん
)
遊惰
(
いうだ
)
の
却
(
かへつ
)
て
神
(
かみ
)
の
天啓
(
てんけい
)
に
協
(
かな
)
ふを
知
(
し
)
らざる
白痴
(
たはけ
)
なり。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
貴様が法外な
白痴
(
たはけ
)
だから
己
(
おれ
)
に妹があると謂ふことは人に
秘
(
かく
)
して
居
(
を
)
る
位
(
くらゐ
)
、山田の知らないのも
道理
(
もつとも
)
だが、これ/\で意見をするとは恥かしくつて言はれもしない。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
堪
(
こら
)
へ
白痴
(
たはけ
)
者め其方が樣子を見るに傳吉が
留守
(
るす
)
に
不義
(
ふぎ
)
猥婬
(
いたづら
)
を致し居しなるべし傳吉が
叔母
(
をば
)
と云は父方が身元を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なんと愛想も義理も知らな過ぎるではありませんか、銭が無ければ
女房
(
かゝ
)
の一枚着を曲げ込んでも
交際
(
つきあひ
)
は交際で立てるが
朋友
(
ともだち
)
づく、それも解らない
白痴
(
たはけ
)
の癖に段〻親方の恩を被て
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
爲
(
す
)
る
白痴
(
たはけ
)
が
有者
(
あるもの
)
か取たなら取たと申せ何も其方が
頼
(
たのま
)
れる程で金子を取たとて
別
(
べつ
)
に
恥
(
はぢ
)
にも成ぬ又其方の身分で其金を取ぬと申たとて
別
(
べつ
)
に
褒
(
ほめ
)
る處もない今申通金子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
(
分
(
わか
)
らんかい、
白痴
(
たはけ
)
めが。)と、ドンと
胸
(
むね
)
を
突
(
つ
)
いて、
突倒
(
つきたふ
)
す。
重
(
おも
)
い
力
(
ちから
)
は、
磐石
(
ばんじやく
)
であつた。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
棚
(
たな
)
から
落
(
お
)
ちる
牡丹
(
ぼた
)
餅
(
もち
)
を
待
(
ま
)
つ
者
(
もの
)
よ、
唐様
(
からやう
)
に
巧
(
たく
)
みなる
三代目
(
さんだいめ
)
よ、
浮木
(
ふぼく
)
をさがす
盲目
(
めくら
)
の
亀
(
かめ
)
よ、
人参
(
にんじん
)
呑
(
の
)
んで
首
(
くび
)
縊
(
く〻
)
らんとする
白痴
(
たはけ
)
漢
(
もの
)
よ、
鰯
(
いわし
)
の
頭
(
あたま
)
を
信心
(
しん/″\
)
するお
怜悧
(
りこう
)
連
(
れん
)
よ、
雲
(
くも
)
に
登
(
のぼ
)
るを
願
(
ねが
)
ふ
蚯蚓
(
み〻ず
)
の
輩
(
ともがら
)
よ
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
上我々は上方者にて
御當地
(
ごたうち
)
に知人もなく
止
(
やむ
)
事を得ず御山内に
住居仕
(
すまひつかま
)
つり候と申立るを大岡
殿
(
どの
)
呵々
(
から/\
)
と笑はれ
白痴
(
たはけ
)
め知人なしとて宿屋もあり
汝等
(
なんぢら
)
が罪は明白に
知
(
し
)
れて居るぞ
江尻
(
えじり
)
に於て
小野田幸之進
(
をのだかうのしん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“白痴”の意味
《名詞》
白痴(はくち)
重度の精神薄弱。
《固有名詞》
ドストエフスキーの長編小説。
坂口安吾の短編小説。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
“白痴”で始まる語句
白痴者
白痴殿
白痴美
白痴脅
白痴奴
白痴児
白痴漢
白痴嚇
白痴威
白痴猿