“有者”の読み方と例文
読み方割合
あるもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白痴たはけ有者あるものか取たなら取たと申せ何も其方がたのまれる程で金子を取たとてべつはぢにも成ぬ又其方の身分で其金を取ぬと申たとてべつほめる處もない今申通金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
用ひるゆゑ人々にも立られ至つて侠氣をとこぎ有者あるものなり此八五郎が女房は去年病死して跡には女子一人有けれ共最早三歳にもなりければちゝも入らずすこしづつ食事をあたへてやしなひけるゆゑ近所の者後妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞て番頭久兵衞成程世の中には義理ぎりかたい深切なる者もあれば有者あるものしかしながら夫が眞實ほんたうの人間なるべし其市之丞殿とか申方は當時たうじ何方に住居致され候やと申にお政は打案うちあんじ左樣さ私しも未だ江戸の樣子やうすは不案内なれ共たしか馬喰町邊とかにて紙屑買を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)