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生甲斐
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いきがひ
ふりがな文庫
“
生甲斐
(
いきがひ
)” の例文
「それにあなたは、たつた二三ヶ月働いたばかりだ! 第二の國民を作り上げる仕事に捧げる生活は、
生甲斐
(
いきがひ
)
のあるものぢやないか知ら。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
えゝ、
生甲斐
(
いきがひ
)
の
無
(
な
)
い
生活
(
せいくわつ
)
だ、
如何
(
いか
)
にも
殘念
(
ざんねん
)
な
事
(
こと
)
だ、
此
(
こ
)
の
苦痛
(
くつう
)
な
生活
(
せいくわつ
)
がオペラにあるやうな、アポテオズで
終
(
をは
)
るのではなく、
是
(
これ
)
があゝ
死
(
し
)
で
終
(
をは
)
るのだ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
彼はこれでこそ、
生甲斐
(
いきがひ
)
があると信じてゐたのだから、彼の健康は、彼に取つて、
他人
(
たにん
)
の倍以上に価値を
有
(
も
)
つてゐた。彼の
頭
(
あたま
)
は、彼の肉体と同じく
確
(
たしか
)
であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
やよ
悴
(
せがれ
)
、今言ひしは慥に齋藤時頼が眞の言葉か、幼少より
筋骨
(
きんこつ
)
人に勝れて逞しく、膽力さへ
座
(
すわ
)
りたる其方、行末の出世の程も頼母しく、我が
白髮首
(
しらがくび
)
の
生甲斐
(
いきがひ
)
あらん日をば
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
生甲斐
(
いきがひ
)
なや
五尺
(
ごしやく
)
の
身
(
み
)
に
父母
(
ふぼ
)
の
恩
(
おん
)
荷
(
にな
)
ひ
切
(
き
)
れずましてや
暖簾
(
のれん
)
の
色
(
いろ
)
むかしに
染
(
そ
)
めかへさんはさて
置
(
お
)
きて
朝四暮三
(
てうしぼさん
)
のやつ/\しさにつく/″\
浮世
(
うきよ
)
いやになりて
我身
(
わがみ
)
捨
(
す
)
てたき
折々
(
をり/\
)
もあれど
病勞
(
やみつか
)
れし
兩親
(
ふたおや
)
の
寢顏
(
ねがほ
)
さし
覗
(
のぞ
)
くごとに
我
(
われ
)
なくば
何
(
なん
)
とし
給
(
たま
)
はん
勿體
(
もつたい
)
なしと
思
(
おも
)
ひ
返
(
かへ
)
せど
沸
(
わ
)
くは
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
可哀
(
かあい
)
や我故
身形
(
みなり
)
も
構
(
かま
)
はず
此寒空
(
このさむそら
)
に
袷
(
あはせ
)
一ツ寒き樣子は見せねども此頃は苦勞の故か
面痩
(
おもやせ
)
も見えて
一入
(
ひとしほ
)
不便に思ふなり今宵は
何方
(
いづかた
)
へ行しにや最早
初更
(
しよや
)
近きに
戻
(
もど
)
り
來
(
こ
)
ねば晝は身
形
(
なり
)
の
窶然
(
みすぼらし
)
く金の
才覺
(
さいかく
)
にも出
歩行
(
あるか
)
れぬ故夜に入て才覺に出行しか女の夜道は
不用心
(
ぶようじん
)
若
(
もし
)
惡者
(
わるもの
)
に
出會
(
であ
)
はぬか
提灯
(
ちやうちん
)
は持ち行しか是と云も皆我が身の
在
(
ある
)
故なり
生甲斐
(
いきがひ
)
もなき身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
斐
漢検準1級
部首:⽂
12画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死