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ちゅうもん
ふりがな文庫
“
注文
(
ちゅうもん
)” の例文
二人の青年
紳士
(
しんし
)
が
猟
(
りょう
)
に出て
路
(
みち
)
を
迷
(
まよ
)
い、「
注文
(
ちゅうもん
)
の多い
料理店
(
りょうりてん
)
」にはいり、その
途方
(
とほう
)
もない
経営者
(
けいえいしゃ
)
からかえって注文されていたはなし。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
また事業と感情とを混同する事についていうべきことは、外国ではたとえば
注文
(
ちゅうもん
)
の
日限
(
にちげん
)
に品物ができなければ、むろん
契約破棄
(
けいやくはき
)
となる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
男はへんじもしなかったが、まもなく、むっつりした顔でもどってくると、
酒場
(
さかば
)
にきて、ききとれないほどひくい声で、酒を
注文
(
ちゅうもん
)
して飲みはじめた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
そういったおおような
注文
(
ちゅうもん
)
をする家が多かったのです。要吉は、それをひとつひとつ小さな
手帳
(
てちょう
)
にかきつけました。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
王さまは、こうなってもまだ
約束
(
やくそく
)
のほうびをやるつもりはありません。いよいよ、三つめの
注文
(
ちゅうもん
)
をだしました。
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
こづかいがなくなると、ズーフの
字引
(
じびき
)
をうつします。あちこちの
藩
(
はん
)
から、
字引
(
じびき
)
をうつしてくれという
注文
(
ちゅうもん
)
がありますので、そのうつし
代
(
だい
)
をかせぐわけです。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「それで、ラ・ベルちゃん、お前さんは、なんにも
注文
(
ちゅうもん
)
はないのかい。」と、父はいいました。
ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)
(新字新仮名)
/
ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ
(著)
「そりゃあ無理な
注文
(
ちゅうもん
)
じゃ。あんたが、なんぼ熱心に家庭訪問してもですな、洋服と自転車がじゃましとりますワ。ちっとばかりまぶしくて、気がおけるんです。そんな村ですからな」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
苦
(
にが
)
い
茶
(
ちゃ
)
を
点
(
い
)
れて、
森永
(
もりなが
)
のドロップスなど出してくれた。余等は
注文
(
ちゅうもん
)
してもぎ立ての玉蜀黍を
炉
(
ろ
)
の火で焼いてもらう。
主
(
あるじ
)
は岡山県人、四十余の
細作
(
ほそづく
)
りな男、余作君に
過日
(
こないだ
)
の
薬
(
くすり
)
は強過ぎ云々と云って居た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
向
(
むこ
)
うのぼんやり白いものは、かすかにうごいて返事もしませんでした。
却
(
かえ
)
って
注文
(
ちゅうもん
)
通
(
どお
)
りの電光が、そこら
一面
(
いちめん
)
ひる間のようにしてくれたのです。
ガドルフの百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
諭吉
(
ゆきち
)
は、アメリカに
注文
(
ちゅうもん
)
した
軍艦
(
ぐんかん
)
を、ひきとりにいく
幕府
(
ばくふ
)
の
使節
(
しせつ
)
の一
行
(
こう
)
にくわわって、二どめのアメリカの
旅
(
たび
)
にでかけていきました。ときに、
慶応
(
けいおう
)
三(一八六七)
年
(
ねん
)
の
正月
(
しょうがつ
)
のことでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
ところが、気ぐらいの高いお
姫
(
ひめ
)
さまは、若者がじぶんとおなじ
身分
(
みぶん
)
のものでないことをききますと、若者をさげすんで、そのまえに、二ばんめの
問題
(
もんだい
)
をとかなければならない、と、
注文
(
ちゅうもん
)
しました。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
何だかあの歌を歌うと頭が
痛
(
いた
)
くなるような気がする。
実習
(
じっしゅう
)
のほうが
却
(
かえ
)
っていいくらいだ。学校から
纏
(
まと
)
めて
注文
(
ちゅうもん
)
するというので
僕
(
ぼく
)
は
苹果
(
りんご
)
を二本と
葡萄
(
ぶどう
)
を一本
頼
(
たの
)
んでおいた。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
するとあの
鳥捕
(
とりと
)
りは、すっかり
注文
(
ちゅうもん
)
通りだというようにほくほくして、
両足
(
りょうあし
)
をかっきり六十
度
(
ど
)
に開いて立って、
鷺
(
さぎ
)
のちぢめて
降
(
お
)
りて来る黒い
脚
(
あし
)
を
両手
(
りょうて
)
で
片
(
かた
)
っぱしから
押
(
おさ
)
えて
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「ええ、毎日
注文
(
ちゅうもん
)
があります。しかし
雁
(
がん
)
の方が、もっと売れます。
雁
(
がん
)
の方がずっと
柄
(
がら
)
がいいし、
第一
(
だいいち
)
手数
(
てすう
)
がありませんからな。そら」
鳥捕
(
とりと
)
りは、また
別
(
べつ
)
の方の
包
(
つつ
)
みを
解
(
と
)
きました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
(中略、ここに「
注文
(
ちゅうもん
)
の多い
料理店
(
りょうりてん
)
」の
中扉
(
なかとびら
)
のカットを
挿入
(
そうにゅう
)
してある)
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“注文”の解説
注文(ちゅうもん/しるしぶみ)とは、日本の古文書のひとつ。
人名や物品の種類・数量を一つ書き形式で記したもの。
(出典:Wikipedia)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
“注文”で始まる語句
注文通
注文帳
注文書