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殖
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ふえ
ふりがな文庫
“
殖
(
ふえ
)” の例文
預
(
あづか
)
り
猶
(
なほ
)
追々
(
おひ/\
)
に門弟
殖
(
ふえ
)
ければ殊の外に
繁昌
(
はんじやう
)
なし居たるに此程半四郎の實父半左衞門は
不計
(
ふと
)
風
(
かぜ
)
の
心地
(
こゝち
)
にて
煩
(
わづら
)
ひ付しかば種々
醫療
(
いれう
)
に手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それも年を追うて減少して行く。我邦の名画は年を追うて
殖
(
ふえ
)
て来る。探幽の死んだ頃より今日の方が探幽の画も百倍多い。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
後
(
あと
)
になり先になり、
殖
(
ふえ
)
もせず
減
(
へり
)
もせず、四つのまま、引かれて合うように、
弾
(
はじ
)
かれて離れるように、またどうしても四つでなくてはならないように
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
併
(
しか
)
し
此節
(
このせつ
)
は
門並
(
かどなみ
)
道具屋
(
だうぐや
)
さんが
殖
(
ふえ
)
まして、
斯様
(
かやう
)
な
品
(
しな
)
は
誰
(
だれ
)
も
見向
(
みむき
)
もしないやうになりましたから、
全然
(
まるで
)
値
(
ね
)
がないやうなもんでげす、
何
(
ど
)
うも
酷
(
ひど
)
く
下落
(
げらく
)
をしたもんで。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
吾家
(
うち
)
では子供も
殖
(
ふえ
)
る、
小商売
(
こあきない
)
には手を焼く、
父親
(
おやじ
)
は
遊蕩
(
のらくら
)
で
宛
(
あて
)
にもなりませんし、
何程
(
なんぼ
)
男
勝
(
まさ
)
りでも母親の腕一つでは
遣切
(
やりき
)
れませんから、
否
(
いや
)
でも応でも私は口を預けることになりました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
初めければ
是
(
これ
)
又
(
また
)
所々
(
しよ/\
)
の屋敷に出入も
殖
(
ふえ
)
段々
(
だん/\
)
と勝手も
能成
(
よくなり
)
凡夫
(
ぼんぷ
)
盛
(
さかん
)
なるときは神も
祟
(
たゝ
)
らずといふこと
宜
(
むべ
)
なるかな各自仕合能
光陰
(
つきひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
変なもので、伊香保なんぞへ
往
(
い
)
って居ると
交際
(
つきあい
)
が
殖
(
ふえ
)
る、帰って見ると
先達
(
せんだっ
)
ては伊香保でと云うので、
麻布
(
あざぶ
)
の人が
品川
(
しながわ
)
、品川の人が
根岸
(
ねぎし
)
へ来て段々縁が
繋
(
つな
)
がり
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殊
(
こと
)
に
潰
(
つぶ
)
したばかりの鳥を湯や水へ入れると一層味が抜けます。鳥屋の方では味の抜ける事は構いません。水へ漬けておくと自然と肉へ水分を含んで
量目
(
めかた
)
も
殖
(
ふえ
)
るし
容積
(
かさ
)
も大きくなります。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
伊之吉は仲間にも顔が売れてまいれば追々
交際
(
つきあい
)
も
殖
(
ふえ
)
る上、大芳棟梁もとより深川の変人、
世間向
(
せけんむき
)
へ顔を出すなどは大嫌いでございますから、養子の伊之吉が人の用いもよく
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
拵
(
こし
)
らへるには毎日々々時を
違
(
たが
)
へず其所を
回
(
まは
)
れば今何やが來たから
最
(
もう
)
何時成んと家々にて其商人を
當
(
あて
)
にするやうになり
然
(
さ
)
すれば商ひも
必
(
かな
)
らず
殖
(
ふえ
)
るものゆゑ
御前
(
おまへ
)
も町内は申に及ばず
裏々
(
うら/\
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
七「へえ……黄金はだん/″\
殖
(
ふえ
)
るかね、妙な事もあるもんですな」
梅若七兵衛
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
飯「
言訳
(
いいわけ
)
をするな、着物が
殖
(
ふえ
)
ると云うから
宜
(
い
)
いわ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殖
常用漢字
中学
部首:⽍
12画
“殖”を含む語句
繁殖
貨殖
蓄殖
殖産
蕃殖
学殖
拓殖
利殖
生殖
養殖
貨殖伝
貨殖列伝
親族繁殖
蕃殖期
過殖
蕃殖力
霊魂生殖説
飯殖焚
麻殖郡
移殖
...