周馬が、虚空から切って落した帆布は、その下にいた弦之丞とお十夜の上へ、バラ——ッと、すごい唸りをあげて落ちてきた。
またその上を、防水の油をぬってある、帆布でつつみ、しっかりと索でしばって海に投げこむと、うまいぐあいに岩にとどいて、米はぬれなかった。
だが来る日も、来る日もあのへりの一布だけふちを取ったように新しい帆布の日向丸は現れなかった。
“帆布”の意味
“帆布”の解説
帆布(はんぷ、en: canvas)は、平織りで織られた厚手の布である。木綿や麻や亜麻(リネン)で作られる。近年では英語表現でキャンバス(キャンバス生地)とも呼ばれ、古くはオランダ語由来のズック(doek(「布」の意)とも呼ばれた。
なお英語のcanvasの語源は、ラテン語の「麻でできた」という意味の「cannabis」で、これが北部の古フランス語や古いオランダ語で「canevas」となり、これが英語に伝わりcanvasとなった。
(出典:Wikipedia)
なお英語のcanvasの語源は、ラテン語の「麻でできた」という意味の「cannabis」で、これが北部の古フランス語や古いオランダ語で「canevas」となり、これが英語に伝わりcanvasとなった。
(出典:Wikipedia)