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女郎
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ぢよらう
ふりがな文庫
“
女郎
(
ぢよらう
)” の例文
お
絹
(
きぬ
)
とは
何人
(
なんぴと
)
ぞ、
君
(
きみ
)
驚
(
おどろ
)
く
勿
(
なか
)
れ、
藝者
(
げいしや
)
でも
女郎
(
ぢよらう
)
でもない、
海老茶
(
えびちや
)
式部
(
しきぶ
)
でも
島田
(
しまだ
)
の
令孃
(
れいぢやう
)
でもない、
美人
(
びじん
)
でもない、
醜婦
(
しうふ
)
でもない、たゞの
女
(
をんな
)
である
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
美登利
(
みどり
)
の
眼
(
め
)
の
中
(
なか
)
に
男
(
をとこ
)
といふ
者
(
もの
)
さつても
怕
(
こわ
)
からず
恐
(
おそ
)
ろしからず、
女郎
(
ぢよらう
)
といふ
者
(
もの
)
さのみ
賤
(
いや
)
しき
勤
(
つと
)
めとも
思
(
おも
)
はねば、
過
(
す
)
ぎし
故郷
(
こけふ
)
を
出立
(
しゆつたつ
)
の
當時
(
たうじ
)
ないて
姉
(
あね
)
をば
送
(
おく
)
りしこと
夢
(
ゆめ
)
のやうに
思
(
おも
)
はれて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
眞個
(
まつたく
)
ですな、いまお
話
(
はなし
)
のその
邊
(
へん
)
らしい。……
私
(
わたし
)
の
友
(
とも
)
だちは
泥龜
(
すつぽん
)
のお
化
(
ばけ
)
どころか、
紺蛇目傘
(
こんじやのめ
)
をさした
女郎
(
ぢよらう
)
の
幽靈
(
いうれい
)
に
逢
(
あ
)
ひました。……おなじく
雨
(
あめ
)
の
夜
(
よ
)
で、
水
(
みづ
)
だか
路
(
みち
)
だか
分
(
わか
)
らなく
成
(
な
)
りましてね。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
貴方樣
(
あなたさま
)
も
篤
(
とく
)
と御考へ遊ばし
曲
(
まげ
)
て御聞入あるべしと詞を盡して申勸めしかば母おもせは
女郎
(
ぢよらう
)
は
畜生
(
ちくしやう
)
同前と思へ共只一人の子と
云
(
いひ
)
支配人
(
しはひにん
)
の忠兵衞が申勸る事故詮方なく然る上は
是非
(
ぜひ
)
に及ばず其女を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お
内儀
(
かみ
)
さん、
夫婦
(
ふうふ
)
揃
(
そろ
)
つてなくつちや
行
(
や
)
れるもんぢやありあんせんぞ、
親爺
(
おやぢ
)
だつてお
内儀
(
かみ
)
さん
自分
(
じぶん
)
の
女
(
あま
)
つ
子
(
こ
)
女郎
(
ぢよらう
)
に
賣
(
う
)
つて百五十
兩
(
りやう
)
とかだつていひあんしたつけがそれ
歸
(
けえ
)
りに
軍鷄喧嘩
(
しやもげんくわ
)
へ
引
(
ひ
)
つ
掛
(
かゝ
)
つて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
権力の命ずるがままに寝返れる
女郎
(
ぢよらう
)
の如き学者ぞあはれ
閉戸閑詠
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
何を
女郎
(
ぢよらう
)
め頬桁たゝく、姉の跡つぎの乞食め、手前の相手にはこれが相應だと
多人數
(
おほく
)
のうしろより長吉、泥
草鞋
(
ざうり
)
つかんで投つければ、ねらひ違はず美登利が額際にむさき物したゝか
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「おや/\
女郎
(
ぢよらう
)
かな。」
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“女郎”の意味
《名詞》
(じょろう)高貴な女性。
(じょろう)女性。若い女性。
(じょろう)遊女。
(めろう)女性の侮蔑語。
(めろう)少女。
(出典:Wiktionary)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“女郎”で始まる語句
女郎花
女郎屋
女郎蜘蛛
女郎衆
女郎買
女郎人形
女郎免
女郎奴
女郎牛
女郎屋町