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夜警
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やけい
ふりがな文庫
“
夜警
(
やけい
)” の例文
「さあ、さあ、たくさんありますから、みんなめしあがってください。」と
夜警
(
やけい
)
の
人々
(
ひとびと
)
はいって、
盆
(
ぼん
)
を
持
(
も
)
ってきて
差
(
さ
)
し
出
(
だ
)
しました。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
颶風
(
はやて
)
の
過
(
す
)
ぎる
警告
(
けいこく
)
のために、
一人
(
いちにん
)
駈
(
か
)
けまはつた
警官
(
けいくわん
)
も、
外套
(
ぐわいたう
)
なしに
骨
(
ほね
)
までぐしよ
濡
(
ぬ
)
れに
濡
(
ぬ
)
れ
通
(
とほ
)
つて——
夜警
(
やけい
)
の
小屋
(
こや
)
で、
餘
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
に
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それから
堤燈
(
ちやうちん
)
に
蝋燭
(
らふそく
)
をともして、
夜警
(
やけい
)
の
詰所
(
つめしよ
)
へ出かけるのです。以上。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「こんなときは、
馬
(
うま
)
もなかなか
骨
(
ほね
)
おりだ。」と、そのとき、
太郎
(
たろう
)
のお
父
(
とう
)
さんといっしょに
夜警
(
やけい
)
をしていた
人
(
ひと
)
たちは
感
(
かん
)
じたのであります。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たゞ
四角
(
よつかど
)
なる
辻
(
つじ
)
の
夜警
(
やけい
)
のあたりに、ちら/\と
燈
(
ひ
)
の
見
(
み
)
えるのも、うら
枯
(
が
)
れつゝも
散殘
(
ちりのこ
)
つた
百日紅
(
ひやくじつこう
)
の
四五輪
(
しごりん
)
に、
可恐
(
おそろし
)
い
夕立雲
(
ゆふだちくも
)
の
崩
(
くづ
)
れかゝつた
状
(
さま
)
である。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
そして、
火事
(
かじ
)
をどんなにおそれていたかしれません、
夜警
(
やけい
)
をしなければ、みんながおちついて、
夜
(
よる
)
も
眠
(
ねむ
)
ることができなかったからであります。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
處
(
ところ
)
へ——
靴音
(
くつおと
)
をチヤ/\と
刻
(
きざ
)
んで、
銀杏
(
いてふ
)
の
方
(
はう
)
から
來
(
き
)
なすつたのは、
町内
(
ちやうない
)
の
白井氏
(
しらゐし
)
で、おなじく
夜警
(
やけい
)
の
當番
(
たうばん
)
で
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
續
(
つゞ
)
いて、「
中六
(
なかろく
)
が
火事
(
くわじ
)
ですよ。」と
呼
(
よ
)
んだのは、
再
(
ふたゝ
)
び
夜警
(
やけい
)
の
聲
(
こゑ
)
である。やあ、
不可
(
いけな
)
い。
中六
(
なかろく
)
と
言
(
い
)
へば、
長
(
なが
)
い
梯子
(
はしご
)
なら
屆
(
とゞ
)
くほどだ。
然
(
しか
)
も
風下
(
かざしも
)
、
眞下
(
ました
)
である。
私
(
わたし
)
たちは
默
(
だま
)
つて
立
(
た
)
つた。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
へゞれけに
醉拂
(
よつぱら
)
つて、
向顱卷
(
むかうはちまき
)
で、
鍬
(
くは
)
の
拔
(
ぬ
)
けた
柄
(
え
)
の
奴
(
やつ
)
を、
夜警
(
やけい
)
の
得
(
え
)
ものに
突張
(
つツぱ
)
りながら
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“夜警”の意味
《名詞》
夜間に防犯、防災のため地域や施設などの警戒に当たること。または、その警戒にあたる人。
(出典:Wiktionary)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
警
常用漢字
小6
部首:⾔
19画
“夜警”で始まる語句
夜警吏
夜警當番
夜警詰所