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名産
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めいさん
ふりがな文庫
“
名産
(
めいさん
)” の例文
魚沼郡
(
うをぬまこほり
)
の雪は
縮
(
ちゞみ
)
の
親
(
おや
)
といふべし。
蓋
(
けだ
)
し
薄雪
(
はくせつ
)
の地に
布
(
ぬの
)
の
名産
(
めいさん
)
あるよしは糸の
作
(
つく
)
りによる事也。越後縮に
比
(
くら
)
べて
知
(
し
)
るべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
こういって、
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
は、
平地
(
へいち
)
といわず、
山地
(
さんち
)
といわず、なしの
木
(
き
)
を
栽培
(
さいばい
)
して、これを
名産
(
めいさん
)
にしようと
企
(
くわだ
)
てました。やがてこの
村
(
むら
)
は、なしの
名産地
(
めいさんち
)
となりました。
金が出ずに、なしの産まれた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分
(
じぶん
)
の
国
(
くに
)
でとれる
米
(
こめ
)
や、
名産
(
めいさん
)
・
特産
(
とくさん
)
の
品々
(
しなじな
)
を、このくらやしきにおくってきて、それを
大阪
(
おおさか
)
の
商人
(
しょうにん
)
に
売
(
う
)
りわたして、
自分
(
じぶん
)
の
国
(
くに
)
の
財政
(
ざいせい
)
をまかなうことになっていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
御存
(
ごぞん
)
じの
方
(
かた
)
は、
武生
(
たけふ
)
と
言
(
い
)
へば、あゝ、
水
(
みづ
)
のきれいな
處
(
ところ
)
かと
言
(
い
)
はれます——
此
(
こ
)
の
水
(
みづ
)
が
鐘
(
かね
)
を
鍛
(
きた
)
へるのに
適
(
てき
)
するさうで、
釜
(
かま
)
、
鍋
(
なべ
)
、
庖丁
(
はうてう
)
、
一切
(
いつさい
)
の
名産
(
めいさん
)
——
其
(
そ
)
の
昔
(
むかし
)
は、
聞
(
きこ
)
えた
刀鍛冶
(
かたなかぢ
)
も
住
(
す
)
みました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
是
(
こ
)
は
天然
(
てんねん
)
に
阴阳
(
いんやう
)
の
気運
(
きうん
)
に
属
(
しよく
)
する所ならんか。
件
(
くだん
)
の
如
(
ごと
)
く雪中に糸となし、雪中に
織
(
お
)
り、雪水に
洒
(
そゝ
)
ぎ、雪上に
曬
(
さら
)
す。雪ありて
縮
(
ちゞみ
)
あり、されば越後縮は雪と人と
気力
(
きりよく
)
相半
(
あひなかば
)
して
名産
(
めいさん
)
の名あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
おかねは、なんだろう? と
思
(
おも
)
いました。
小学校
(
しょうがっこう
)
にいる
時分
(
じぶん
)
、
地理
(
ちり
)
の
時間
(
じかん
)
に、
自分
(
じぶん
)
の
国
(
くに
)
の
名産
(
めいさん
)
をいろいろ
教
(
おし
)
えられましたが、この
東京
(
とうきょう
)
にまで
出
(
だ
)
されているような
名物
(
めいぶつ
)
は
知
(
し
)
らなかったのでした。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さればむかしより
縮
(
ちゞみ
)
は此国の
名産
(
めいさん
)
たりし事あきらけし。
愚
(
ぐ
)
案
(
あんずる
)
に、むかしの越後布は布の上
品
(
ひん
)
なる物なりしを、
後々
(
のち/\
)
次第
(
しだい
)
に
工
(
たくみ
)
を
添
(
そへ
)
て糸に
縷
(
より
)
をつよくかけて
汗
(
あせ
)
を
凌
(
しの
)
ぐ
為
(
ため
)
に
縐
(
しゞま
)
せ
織
(
おり
)
たるならん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“名産”の意味
《名詞》
名産(めいさん)
その土地で産出される有名な産物。
(出典:Wiktionary)
“名産(特産品)”の解説
特産品(とくさんひん)とは、ある特定の国や地域でのみ生産されたり、収穫される物品のことで、その地域を代表し、その土地の気候風土を生かした物品のことをいう。特産物(とくさんぶつ)、名産品(めいさんひん)、名物(めいぶつ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
“名産”で始まる語句
名産地