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取圍
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とりかこ
ふりがな文庫
“
取圍
(
とりかこ
)” の例文
新字:
取囲
ぞ
刎
(
はね
)
たりけり
斯
(
かゝ
)
りし程に
所
(
ところ
)
の
村役人
(
むらやくにん
)
等は二ヶ所にての
騷動
(
さうどう
)
を聞傳て追々に馳集り先友次郎等を
取圍
(
とりかこ
)
み事の樣子を聞けるに友次郎は
容
(
かたち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
平次は笹野新三郎と打合せて、八丁堀を繰出したのは
曉
(
あけ
)
の
寅刻
(
なゝつ
)
。霜を踏んで倉賀屋から、『さざなみ』の前後を、すつかり
取圍
(
とりかこ
)
ませました。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
聲
(
こゑ
)
も
震
(
ふる
)
へ、
身
(
み
)
も
慄
(
をのゝ
)
いて、
私
(
わたし
)
たち
二十人
(
にじふにん
)
餘
(
あま
)
りを
慌
(
あわたゞ
)
しく
呼寄
(
よびよ
)
せて、あの、
二重
(
にぢう
)
三重
(
さんぢう
)
に、
白
(
しろ
)
い
膚
(
はだ
)
に
取圍
(
とりかこ
)
ませて、
衣類
(
きもの
)
衣服
(
きもの
)
の
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
に、
肉身
(
にくしん
)
の
屏風
(
びやうぶ
)
させて、
一
(
ひと
)
すくみに
成
(
な
)
りました。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
左樣
(
さやう
)
、
無論
(
むろん
)
、
彼娘
(
あのこ
)
が』と
愛
(
あい
)
ちやんを
指
(
ゆびさ
)
しながらドード
鳥
(
てう
)
が
云
(
い
)
つたので、
其
(
その
)
一
隊
(
たい
)
が
殘
(
のこ
)
らず一
時
(
じ
)
に
愛
(
あい
)
ちやんの
周
(
まは
)
りを
取圍
(
とりかこ
)
みました。『
褒美
(
はうび
)
!
褒美
(
はうび
)
!』とガヤ/\
叫
(
さけ
)
びながら。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
待設
(
まちまう
)
けたりと云ひつゝ兩人
直
(
ずつ
)
と立上り左仲を中に
取圍
(
とりかこ
)
みサア懷中の金を置て
行
(
ゆけ
)
若
(
もし
)
彼是
(
かれこれ
)
いふ時は是非に及ばず
荒療治
(
あられうぢ
)
だぞと兩人左仲が手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
催
(
もよほ
)
しける然るに其夜
亥
(
い
)
の
刻
(
こく
)
とも
覺敷頃
(
おぼしきころ
)
風
(
かぜ
)
もなくして
燭臺
(
しよくだい
)
の
燈火
(
ともしび
)
ふツと
消
(
き
)
えければ伊賀亮
不審
(
ふしん
)
に思ひ
天文臺
(
てんもんだい
)
へ
登
(
のぼ
)
りて
四邊
(
あたり
)
を
見渡
(
みわた
)
すに總て
海邊
(
かいへん
)
は數百
艘
(
そう
)
の船にて
取圍
(
とりかこ
)
み
篝
(
かゞり
)
を
焚
(
たき
)
品川灣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
圍
部首:⼞
12画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付