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不在
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ふざい
ふりがな文庫
“
不在
(
ふざい
)” の例文
それで
被害者
(
ひがいしや
)
の
方
(
はう
)
の
噺
(
はなし
)
も
極
(
きま
)
つたのだから
此
(
こ
)
の
上
(
うへ
)
は
警察
(
けいさつ
)
の
手加減
(
てかげん
)
に
俟
(
ま
)
つより
外
(
ほか
)
に
道
(
みち
)
は
無
(
な
)
いのであるが、
不在
(
ふざい
)
であつた
主人
(
しゆじん
)
は
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
も
歸
(
かへ
)
らない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ちょうどゴルドン一行が
不在
(
ふざい
)
のあいだに、富士男はかねがね心にかかることがあるので、弟の次郎をひそかによんできいた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
梅子は
斯
(
か
)
う答へて、すぐ新聞を
膝
(
ひざ
)
から
卸
(
おろ
)
すと、手を鳴らして、
小間使
(
こまづかひ
)
を呼んだ。代助は再び
父
(
ちゝ
)
の
在
(
ざい
)
、
不在
(
ふざい
)
を
確
(
たしか
)
めた。梅子は其
問
(
とひ
)
をもう忘れてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
玄関では
細君
(
さいくん
)
がでて、ねんごろに主人の
不在
(
ふざい
)
なことをいうて、たばこ
盆
(
ぼん
)
などをだした。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
四
人
(
にん
)
合
(
がつ
)
して
頼母
(
たのも
)
を
乞
(
こ
)
うて
見
(
み
)
ると、
住職
(
じうしよく
)
は
不在
(
ふざい
)
とある。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
平岡
(
ひらをか
)
は
不在
(
ふざい
)
であつた。それを
聞
(
き
)
いた時、代助は
話
(
はな
)
してゐ
易
(
やす
)
い様な、又
話
(
はな
)
してゐ
悪
(
にく
)
い様な変な気がした。けれども三千代の方は
常
(
つね
)
の通り落ち
付
(
つ
)
いてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
は
到底
(
たうてい
)
寸時
(
すんじ
)
も
其
(
そ
)
の
家
(
いへ
)
に
堪
(
た
)
へられなく
成
(
な
)
つて、
隣
(
となり
)
の
彼
(
かれ
)
の
主人
(
しゆじん
)
に
縋
(
すが
)
らうとした。
其
(
そ
)
の
閾
(
しきゐ
)
を
越
(
こ
)
すことが
彼
(
かれ
)
にはどれ
程
(
ほど
)
辛
(
つら
)
かつたか
知
(
し
)
れぬ。
主人
(
しゆじん
)
は
不在
(
ふざい
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼等
(
かれら
)
のあるものは、
避暑
(
ひしよ
)
といふ
名義
(
めいぎ
)
の
下
(
もと
)
に、
既
(
すで
)
に
東京
(
とうきやう
)
を
離
(
はな
)
れてゐた。あるものは
不在
(
ふざい
)
であつた。
又
(
また
)
あるものは
多忙
(
たばう
)
のため
時
(
とき
)
を
期
(
き
)
して、
勤務先
(
きんむさき
)
で
會
(
あ
)
はうと
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
宜道
(
ぎだう
)
は
此時
(
このとき
)
改
(
あらた
)
めて
遠來
(
ゑんらい
)
の
人
(
ひと
)
に
對
(
たい
)
して
自分
(
じぶん
)
の
不在
(
ふざい
)
を
詫
(
わ
)
びた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“不在”で始まる語句
不在証明
不在證明
不在中
不在勝
不在宅