“ふざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不在85.7%
富財14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅子はう答へて、すぐ新聞をひざからおろすと、手を鳴らして、小間使こまづかひを呼んだ。代助は再びちゝざい不在ふざいたしかめた。梅子は其とひをもう忘れてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
玄関では細君さいくんがでて、ねんごろに主人の不在ふざいなことをいうて、たばこぼんなどをだした。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
しかるに経済社会の進捗しんちょく富財ふざい饒多じょうたとなるに従って、昨日の贅沢品ぜいたくひん今日こんにちは実用品と化し去り、贅沢品として愛翫せらるるものは
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)